イギリスの名門ケンブリッジ大学の元教授が、論文の盗用疑惑などをかけられたあと死亡したことを受けて、17日、ロンドンで大規模な追悼集会が開かれました。
立田祥久リポート「アーデイ氏の死を悼もうと、ロンドン中心部の広場を埋め尽くすほどの人が集まっています」
BBCなどによりますと、ケンブリッジ大学の元教授ジェイソン・アーデイ氏(41)は14日、ロンドン南部の自宅で死亡しているのがみつかりました。
追悼集会は、アーデイ氏の死を受けて人種差別に反対する団体が主催しました。
アーデイ氏は教育における人種差別の影響などを研究テーマとし、2023年に黒人として最年少でケンブリッジ大学の教授に就任しました。しかし、博士論文の盗用疑惑などを指摘され5日に教授職を辞任していました。
アーデイ氏は辞任に先立ち、現地メディアの取材に応じ、故意に盗用したことは否定したうえで、疑惑を受けた背景に人種差別があると語っていました。
デモの参加者(女性)「避けられた死なので涙が止まりませんでした」
デモの参加者(男性)「彼は新聞や記者、SNSから執拗に追及されました。政府が調査で疑惑は間違いだと断言できるならそうすべきです」
疑惑を報じていたイギリス有力紙タイムズは、「ケンブリッジ大学や出版社が当時の段階で博士論文を精査し盗用に対処していれば、脚光を浴びることもなく苛烈な目にさらされずに済んだかもしれない」とする記事を公開しています。
バーナム首相は15日に「様々な意味で悲劇だ。どうしてこうなったのか顧みるときだ」と述べるなどイギリス社会に波紋を広げています。(ANNニュース)
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