20日、千葉市の神谷俊一市長は定例記者会見で、千葉豪雨から1週間が経ち、道路上に残された車両の呼び方を、当初の「放置車両」から「被災車両」へと変更した意図や思いについて説明した。
記者から、呼び方の変化についてどのような狙いや思いがあったのかと問われると、「災害が急に発生をして、どういった状況に対してどういった言葉を使うかについては、千葉市が決めるというよりも、報道機関の皆様がどういった表現を使うかということも踏まえながら言葉を使ってきました」と答えた。
当初「放置車両」と言い表していたことについて、神谷市長は「状態を示す言葉ということで使わせていただいたものでありまして、まさに道路上に置いてある車という意味であります」と説明。そのうえで「そうした放置されている状態から仮置きの状態になっておりますので、この『放置』というのは現状を表すにはそぐわないというふうに判断しておりまして、『道路上の被災車両』『移動した被災車両』という言い方をしております」と語った。
また、自身のSNSなどに「『放置』という言葉が所有者に対して失礼ではないのか」といった意見がいくつか寄せられていたことも明かし、「『放置』というのは故意にしたわけじゃなくて、緊急安全確保のために、命を守るためにやむを得ず脱出して、結果として道路上に車両が置いてあるという状態になったということで、『放置』というと非難めいたニュアンスを持つのではないかというようなご指摘もいただきました。我々としては、『放置車両』という言葉を使っているときに、そうした非難をするつもりは全くなくて、道路上にあるものということで使っていたわけであります」と釈明した。
最後に「今回、幹線道路上は全体撤去できておりますので、『放置』という言葉が示す状態も一つの局面転換を迎えたのではないかということで『被災車両』という言葉に置き換えて今後使っていきたいと思います」と語った。
(ABEMA NEWS)

