キャスト・スタッフコメント
八束アキラ役:榎木淳弥コメント
初めて原作を読ませて頂いたとき、登場人物たちがこの世界で足掻いて必死に生きようとする姿にとても惹きつけられました。独特な世界観ではありますが、どこか現実世界ともリンクするような感覚を与えてくれる作品です。みなさん是非お楽しみに!
叶野沙絵子役:遠藤綾コメント
もしかしたら、本当にこの世界のような未来が、と想像できてしまうほど現実的で、説得力のある台詞の数々が怖かったです。でもとても神秘的にも感じました。どんな形で生きることが自分や大切な人の為の幸せなのか、キャラクターを通して問われる中、掴みどころのない佇まいと言動の叶野は、癒しでもあり、少しの違和感でもあり、印象の正解の無いキャラクターだなと思いました。遠いようで近くて、近いようでまだ見たことも聞いたこともない動きや音がアニメーションでどうなるのか、私自身もとても楽しみです!
平岸ジン役:水内清光コメント
初めて『フールナイト』の原作を手にした時の衝撃!善とも悪ともつかぬ複雑多層な人々の物凄いエネルギーが渦となって展開される物語に、読む手が止まらぬとはこの事でした。アニメとなってNetflixで配信されるこの物語に、世界中の人々の心が私と同じ衝撃と興奮に震えるはずです。さて我が平岸ジン、未来の人なのに昭和の匂いがする人物である。何程の力を持ち合わせている訳でもなく、あまり立派な方の大人でもない。が、物語の中を突き進むトーシローとヨミコのために『権力』や『地位』という防弾チョッキを纏わず二人の盾になってやろうという気概は持った漢である。そんなジンが皆様に伝わればいいなと願って演じました。
シリーズ構成:田中仁氏コメント
ページをめくるごとに、夜に覆われた世界と、そこで生きる人たちの痛みが、重く突き刺さる。誰もが、理想的でもなく、正しくもなく、ただ、強く望み、生きる。そんな原作を映像化するため、安田先生、湯川監督たちと打ち合わせを重ね、シナリオを構築していきました。最後まで、たくさんの方に観ていただけると嬉しいです。
キャラクターデザイン:ロバート佐藤氏コメント
これまで絵を動かす事が好きでキャラクターデザインという仕事は、自分の人生と無縁だと思っておりました。ただある日、監督の湯川さんから今作のお話しを頂いて、原作が漫画との事でじゃあ1巻だけと、、読み始めて気付けば2巻を読んでいたんです。また気付けば3巻を読んでいて、、気付けば、、——そして今日、未熟ながらもスタッフの方々に支えて頂き光栄にも『フールナイト』に携わる事ができた次第です。今作が多くの人に届くと嬉しいです!
副監督:志村亮氏コメント
今回フールナイトの映像化にあたって心がけたのは、原作の奥深い世界観、重厚なドラマの魅力を映像という媒体を通して、より魅力的にすることです。原作者の安田先生が織りなすドラマでの人々の距離感、会話の間はとても現実的で共感できる点があり、映像化した際に原作ファンの方が期待している大きな部分のひとつではあると思います。個人的には今作では、その点がどう映像化されたかも注目してほしい点です。制作現場で湯川監督と色々な映画を引き合いに出してあーでもない、こーでもないと議論する日々はとても有意義でした。その甲斐あって今作は一味違う映像美をお届けできると思います。
ビジュアルデベロップメント:菊地涼氏コメント
私が担当したのはカラースクリプトや美術ボードで世界観を形作ることでした。安田先生が描いたものを辿っていく中で感じたのは光を失ったこの世界の景色はただ貧しくくすんでいるものではなくむしろ多彩。無機質で装飾的な建築と同居する生々しい霊花、文化とアートを内包するダーティーな街が人為的な光でのみ浮かび上がる。ソリッドさとポップさが融合し複雑に構成された世界が漫画の白黒のコマの中に鮮烈に描き出されていました。光の制約の中にこそ存在するフールナイトの魅力を映像作品でも見てみたい、たくさんの人に見てほしい。雲に覆われた世界にも息づく、美しさや豊かさがトーシロー達の生と共にあるように、日々精進しています。原作と一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。
音響監督:鶴岡陽太氏コメント
最初にお話をうかがって原作に接した時に、今時珍しいし創造的な余地の大きい作品だなと感じました。だからこそ、その時点では音響的なインスピレーションは混沌としていたのですが、そこから監督のイマジネーションに導かれ、徹底して装飾を剥ぐという精神を基に、音楽も含めたスタッフ・キャストの努力に支えられて、今の日本発の個性的なサウンドトラックに出来たのではないかと思います。
音楽:加藤達也氏コメント
『フールナイト』は、退廃的で閉塞感のある世界の中に、それでも光を求める人間の切実さや危うさが絶えず息づいている様が、繊細に描かれているところがとても魅力的だと感じています。音楽制作においては、湯川監督と何度も濃密なやり取りを重ねながら、この世界に流れる祈りや土着性、そこに根付く静かな不穏さとは何かということをひとつひとつ時間をかけて探り続けました。生と死の境界がゆっくりと揺らいでいく感覚を、旋律で直接的に説明するのではなく、呼吸や声、響きそのものから描き、登場人物たちの葛藤ややるせなさ、懸命さが立ち上がるような音楽を目指しました。この作品でしか味わえない世界観を、Netflixを通して世界中の方に受け取っていただけることを楽しみにしています。
ティザーPV第2弾
