
ネパールと中国との国境地帯で発生した洪水による死者は、これまでに389人に上っています。そして、現在も行方が分からない日本人5人は家族とみられます。
【画像】ヒンドゥー教など宗教の聖地 観光客にも人気エリアだった被災地
死者389人 不明900人超
川の水が土砂とともに猛烈な勢いで押し寄せ、架かっていた橋までものみ込みました。
中国の国境検問所。建物の高さは2、30メートルほどとみられます。建物ですら、土砂は一瞬でのみ込んでしまいました。
日本時間28日午前0時時点で、死者は389人で900人以上の行方が分かっていません。
観光客にも人気のエリアで、行方不明者の中には外国人も多く含まれています。
ネパールの旅行会社・アルジュンさんはこう話します。
「世界中からヒンドゥー教の人々がお祈りに行きます、5月から9月初めまでは一番いい季節です」
ヒンドゥー教などの宗教の聖地になっていて、観光客が集まるのだといいます。
不明の日本人5人は家族か
日本人の行方不明者5人とは現在も連絡が取れていません。
5人を案内する予定だった旅行会社スタッフはこう話します。
「(Q.5人は家族ですか?)5人は家族です」
「チベットからネパールに入ったところでした」
夫婦と息子2人、娘の5人家族で中国の旅行会社を通じて、チベットからネパールに入りました。
5人が国境に着くとネパール人の運転手が迎えに行き、26日午前8時51分に運転手から合流できたと報告がありました。
これが今のところ最後の連絡で、洪水は午前中に発生しています。
AP通信 ニランジャン・シュレスタ記者
「救助隊は徹夜で作業を続けていますが、大量の土砂や損壊した道路や橋に阻まれ、被害の大きさも相まって捜索活動は難航しています。複数の集落が土砂にのまれ、家族は祈る思いで朗報を待っています」
“氷河の崩落”原因か
災害の原因について、地元の研究機関などはヒマラヤ山脈にある山の一つで氷河が崩落したと指摘しています。
氷河が川をせき止めた後に決壊し、大量にたまっていた水が一気に放出された可能性があります。
氷河学の専門家の見解では、崩落した氷河が落下した勢いで泥や岩石を巻き込み、土石流になったのではないかということです。
(2026年8月28日放送分より)
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