
中部電力が廃炉作業を進めている原発の報告書を改ざんし、8億円を不正に受け取っていたと公表しました。度重なる不正の発覚に「またか」と憤る声が上がっています。
報告書を書き換え費用請求
中部電力 豊田哲也原子力本部長
「皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
御前崎市議会で謝罪したのは、中部電力です。現在、浜岡原発では1号機、2号機の廃炉作業を進めています。
27日の会見で、中部電力はこの廃炉作業の報告書を書き換え、費用を請求していたと発表しました。
中部電力 大塚温久原子力部長
「8億円が該当する」
そもそも廃炉の費用は、各原発がNuRO=使用済燃料再処理・廃炉推進機構に積み立て、工事の進捗(しんちょく)に応じて、年度ごとに費用を申請し、支払いを受けます。
今回14件に意図的な書き換えがあり、その費用として、およそ8億円の支払いを受けていたことが明らかになりました。
大塚原子力部長
「原本には押されていなかった印鑑が、NuROに提出した書類には押されていた事実は確認」
他にも、報告書を提出する際に日付や解体の重量や機器を書き換えるなどしたということです。
なぜ改ざんを行ったのでしょうか。
書き換えの理由
原発の廃炉作業を巡り、報告書の数値を書き換えていた中部電力。
大塚原子力部長
「(Q.改ざんしたという認識?)NuROの業務プロセスに対して、それを乱したという行為は紛れもない事実。今後調査していくが、正しい行為だったとは思っていない」
書き換えの理由について、中部電力は…。
大塚原子力部長
「『2024年度の計画に合わせたかった』『計画通りの実績にしたかった』という意見が得られている。すべての理由であるかというと、そうではないと思っている」
不正の報告を受けた御前崎市議からは厳しい声が上がりました。
阿形昭御前崎市議
「またかと思いました。原子力事業者としてあるまじき行為」
中部電力では今年、浜岡原発の3号機・4号機の再稼働に向けた国の審査を巡る地震動のデータ不正も明らかになっています。
(2026年8月28日放送分より)
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