「トー横」の若者が求める“本当の愛を教えて”歪んだ繋がりと支援の限界の間で問われる大人の向き合い方

ABEMA Prime
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■「売春や金銭は愛じゃない」当事者が語る歪んだ繋がりへの違和感

虚無ぷりんさん
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 前回の番組議論において、当事者から「トー横にいる子は愛を知らない子が多く、売春などに愛を感じてしまう。大人が本当の愛を教えてほしい」という問題意識が提示された。金銭や身体のやり取りを愛だと錯覚してしまう若者が存在する現状に対し、当事者側からもその歪みに対する指摘が上がった。

 トー横歴約3年の20歳男性・急アルゆーたぐさんは、次のように語る。。

 「私の中での愛とは、手を差し伸べて、正しい生き方や自立の方法を教えてあげることだ。トー横には日本の地図も分からない、漢字も書けないような子たちがいる。そうした子たちがどうすれば身体を売らずにお金を稼ぎ、自分で家を持って幸せになれるのか、その方法を根気強く教え続けることこそが愛だと思う」。

 急アルゆーたぐさんは、ただ悩みを聞いて慰めるようなその場しのぎの介入ではなく、本人が社会で自立して生きていくための知識や術を見放さずに教え続ける姿勢こそが、本当の愛であるとの見解を示した。

 若者が抱える孤立感に対し、大人がどのように関わるべきかについて、支援の構造的な側面からの議論も行われた。NPO法人の元理事長で、孤独・孤立対策に取り組んできた衆議院議員の大空幸星氏は、仕事として関わる支援者とボランティアのような無償の存在が与える影響の違いについて解説した。

 「仕事として給料をもらって話を聞く支援者に対して、若者側が『あなたが親身になって相談に乗ってくれるのは仕事だからだ』と感じてしまうケースは非常に多い。だからこそ無償のボランティアが重要になる。『自分に何の利益もないはずなのに、なぜこの人はここまでやってくれるのか』という疑問自体が大きな意味を持つ。本来、そうした無償の愛を提供する第一の主体は親や家族だが、それが得られなかった若者にとって、見返りを求めずに手を差し伸べる存在は不可欠だ」。

 また、歌舞伎町の現場を取材するライターのツマミ具依氏は、ボランティアで更生保護を担う保護司の例を引き合いに出し、「金銭が関わらず真心で接してくれる大人に対し、お金抜きの部分で愛を感じる人もいる。歌舞伎町から悪い大人を完全に排除するのは困難だからこそ、普通の大人を入れて現場の濃度を薄めていくアプローチが有効だ」と語った。

 歌舞伎町で支援を行う「日本駆け込み寺」の清水葵氏も、「デジタル社会が進み、核家族化する中で『自分に目を向けてくれる人なんてこの世にいない』と孤独を深める若者が多い。あなたを見ているし、どんなあなたでも受け入れるという場所をあちこちに作ること、世間の人々が彼らに関心を持つこと自体が愛の始まりだ」と強調した。

■「頼った時に手を離さないで」当事者が求める支援の強度
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