続いて話題は、前作『叛逆の物語』から大きく進化した「映像と音響」に関する制作の裏側へ。
久保田社長は「13年前の『叛逆の物語』の頃は紙での作画の最後の時代でした。当時はA4サイズの紙に描いていたものが大画面になる恐怖もありましたが、そこからデジタルフォーマットへと変化し、4K規格にも対応できる緻密で綺麗な映像を作れるようになりました。IMAXであれば大きな画面で色んな絵であったり背景であったり、情報量が凝縮されていますので、ぜひその辺もお見逃しなく。何度も繰り返し確認していただければ色んなものが体験・発見できるんじゃないかなと思います」とアニメーション制作の進化を熱弁。IMAXなどの大画面に耐えうる膨大な情報量が詰め込まれていることを明かした。
また、鶴岡氏も「IMAX版やDolby Atmos版、通常の5.1chなど、各フォーマットに最適化した音響を作っています」と説明し、「最後の最後までセリフのやり直しをした」という妥協なきこだわりの裏話も飛び出した。
TVシリーズの放送から数えて15年間、長くファンに愛され続けている本作。斎藤は長年ゲームやコラボ等の派生作品でほむらを演じ続けてきたからこその苦労を告白する。
「色々なほむらを演じる中でキャラクターがデフォルメされ、悪魔ほむらがちょっとマダムっぽくなっていた部分も正直ありました。今回は一度それらを全て忘れ、TVシリーズや『叛逆の物語』を見返して元のほむらに戻す作業を行いました」と明かした。
これに対し鶴岡氏が「13年経ってキャスト陣もフレッシュだったと思います」と評価すると、斎藤は「本当ですか!? みんなすごく喜ぶと思う!」と笑顔を見せ、出演者のグループLINEで報告することを明かした。
さらにトーク中には、「出演者のグループLINEで募集した質問」を登壇者に投げかけるコーナーへ。阿澄佳奈(百江なぎさ役)からの「自分に近いキャラ、推しはいますか?」という質問が読み上げられた。
久保田社長は「色々な人と契約を結んでいるので……キュゥべえかな」と回答し、会場を爆笑とざわめきに包んだ。
続く鶴岡氏は「失敗したと認めずとにかく諦めないスピリッツから、ほむら」、梶浦氏は「ほむらちゃん! とにかく幸せになってほしいから」と答える中、斎藤は「推しはまどか! ずっとほむらと長く一緒にいるから、やっぱりほむらの心情を一番考えているし、そういう意味での推しはもう完全にまどかですね。とにかくまどかを見てます。私はそれだけを考えてアフレコしていると言っても過言ではないくらい」と語り、会場は大きな笑いに包まれた。
「音楽に耳を傾けなくていいです」
