31日午後、三重県伊勢市の「明倫商店街」で大規模な火災が発生し、消防による消火活動が続けられている。戦後間もない時期に作られた歴史ある商店街の建物は激しく燃え、上空からの映像では建物が焼き落ちるなどの被害が確認されている。
消防によると、31日午後3時15分ごろ、伊勢市岩渕の明倫商店街で「火の手が見える」などと目撃者から119番通報があった。現場は近鉄宇治山田駅の近くに位置し、1947年に設立され、およそ26の店舗が立ち並ぶ商店街である。近隣には元巨人の沢村栄治投手の生家や記念碑もあり、長年地域住民や観光客に親しまれてきた。伊勢市では昨日までの10日間の雨量がわずか0.5ミリと乾燥した状態が続いていた。
火災発生後の上空からの映像では、広範囲に煙が漂う中、放水作業が続けられている。一時は激しく上がっていた炎は落ち着きつつあるものの、建物の屋根が焼け落ちて骨組みがあらわになるなど、商店街全体で壊滅的な被害が出ている。焼け跡となった敷地内のあちこちからは、現在も赤い炎が確認できる。
現場から道を2本ほど挟んだ場所にある飲食店「たか屋 伊勢酒場」の中村店長は、「午後3時半ごろにものすごい黒煙が上がっているのに気づき、周囲の人たちと騒然となった。古くから地元の人や学生にも愛されてきた商店街なので、地域の方にとっては痛恨の極みだと思う」と当時の状況を語った。また、「火を扱う仕事として対岸の火事と思わず、しっかりと防災対策をしていきたい」と話している。
周辺道路では警察による交通整理が行われているが、電気や水道などのライフラインに影響は出ていないという。消防が現在も鎮火に向けた活動を続けている。
(ABEMA NEWS)
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