出頭した平山被告だが、実は佐々木被告からの電話がきっかけだった。佐々木被告が「依頼主がお前に出頭させられないかと言っている」と伝えると、平山被告は実行役の男らに「出頭しよう。3人で行こう」と打診。しかし実行役は「考えます」と返答したあと、連絡が取れなくなった。
「2人連絡がつきません」と報告すると、佐々木被告は「ならお前が出頭しろ。俺に携帯を渡せ」と指示。平山被告は「断ったら殺されるかもしれない。いずれ捕まるのであれば自分から出頭したほうがいい」と考えたという。
4月17日午前6時ごろ、五反田駅の近くで平山被告と佐々木被告が数分間会っていた。ここで渡していたのは携帯電話と車の鍵だった。その携帯はのちに、平山被告の母親によって解約された。
およそ30分後、交番へ行った平山被告は「自分の意思で来た」と説明した。検察はこの出頭を「上位の指示者を隠すため、最初は姜と若山を出頭させようとしたがかなわず、仕方なく共犯者からの出頭指示に従ったもの。真相解明や真犯人全員の検挙を妨害する行為」とみている。
「実行役が出頭しないならお前が出頭しろ」の指示の意図とは
