
東京・麻布十番の祭りで起きた集団食中毒、原因はサルモネラ属菌でした。各地でお祭りが行われるこの季節、どのように身を守ればいいのでしょうか。
共通点「冷やし蟹ラーメン」を食べた
1杯2000円。割烹(かっぽう)料理店が作った「冷やし蟹ラーメン」です。
このラーメンは、約2週間前に行われた東京・港区の「麻布十番納涼まつり」で提供されたもの。
区は、祭りに訪れた78人が食中毒になったと公表していて、患者に共通していたのが「冷やし蟹ラーメン」を食べたことでした。
冷やし蟹ラーメンを食べた人
「主に発熱・腹痛・下痢の3つ。熱が38℃くらい出ていた」
複数の患者の便からは「サルモネラ属菌」が検出されたということです。
感染症に詳しい
藤沢市民病院 清水博之医師
「サルモネラ属菌は『細菌』の一種。少量の菌の数でも感染して発症する可能性があるし、見た目や匂いで汚染しているか判断できないので、食中毒としての注意が必要。けっこう熱に弱い細菌なので、食べ物の中心部を75℃で1分以上加熱することで、十分死滅する」
買う側の“注意点”は
港区によると、祭りに出店するためには届け出が必要で、さしみなど生ものの提供は原則禁止されています。
今回、食中毒の原因になった「冷やし蟹ラーメン」について、区はカニ自体は油で揚げていることから、菌の発生源ではないと推測。
作ったラーメンを容器に入れ、冷やした上で販売していたため、その一連の過程で菌が入り込んだものとみています。
港区の保健所
「買う側が気を付けるのは難しい。作る側に、保健所が事前に伝えた注意点を徹底してもらうしかない」
そんな中でも、買う側が意識できることは?
清水医師
「肉類などを生や加熱不十分な状態で食べない。特に、重症化しやすい子どもや高齢者は十分加熱された食品を選ぶことも大事。長時間食べ物を放置しない、こういったことが食べる側が注意するべきところかと思います」
港区は、冷やし蟹ラーメンを提供した店を7日間の営業停止処分にしました。
(2026年9月4日放送分より)
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