
昭和、平成、令和と時代と共にオフィスでの働き方も変わってきました。再び出社する人が増える中、社員の行動をデータで分析し、仕事がはかどる空間づくりを進める会社を取材しました。
【画像】飲食ゾーンを拡大 チームで集まる空間を重視したオフィス
「シゴデキ」になるオフィス
高級ホテルにいるかのような空間。仕事がはかどるというオフィスです。
今、出社回帰の流れが加速していて、日本生産性本部によると、7月に行われた調査ではテレワークなど会社以外で働く人の割合は14.5%でした。コロナ禍の2020年と比べて半減しています。
取材したオフィスでも出社する人が増えたことで、1人当たりの使用できるスペースが狭くなりました。
イトーキ ソリューション開発統括部
藤田浩彰統括部長
「(イトーキは)この5年間で(本社に)在籍する従業員が1.5倍になりました。1人当たりの面積でいうと、約5平米に今なっています。畳3枚分ぐらいですね」
この現象は多くの会社で起きているといいます。
「オフィスの賃料も非常に上昇傾向にあります。少ない面積で多くの人にいい体験を提供していく。そういうオフィスに変わっていかないといけない局面にあるかなと思っています」
イトーキは、データの力で現状の打破を試みています。
「社員に小型のセンサーを持ってもらって、パフォーマンスが高い社員や大きく成長したような社員が、オフィスのどこで働いていたのかを分析しています」
データでは個人よりチーム
見えてきたのは意外な傾向でした。
「パフォーマンスの高い社員ほど、1人で集中する時間よりもチームで集まって仕事をする時間を確保していた」
調査結果を受け、飲食ゾーンを拡大するなどチームで集まれる空間にレイアウトを変更しました。
会社も認める「シゴデキ」社員の小松祐輝さんはこう話します。
「チームでまとまって、コミュニケーションが生まれるオフィスが求められている」
データ活用は他にもあります。
藤田統括部長
「実はこちらに四角いセンサーがあります。(会議室の)予約をしているのに誰も来ない場合は、予約をした本人に通知をして、予約を消してしまう」
小さなセンサーですが、効果は絶大です。
「本当は6人で使いたいけど、4人用の部屋しか空いてないから使えないとか、本当は使いたいけど使えない部屋が30%ぐらい生まれてしまう。AIがきちっと場所を効率よく割り当てていくことで、7000万円ぐらいの年間財務効果になっています」
令和「つながりの時代」
時代とともに移りゆく理想のオフィス。昭和のオフィスは、「島型対向式」とも呼ばれる組織図そのもののような、いわゆる管理型でした。
平成にフリーアドレスが登場し、令和は…。
「今はつながりの時代に入ってきているんじゃないかなと」
(2026年9月8日放送分より)
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