『ジャンケットバンク』は銀行の地下にある賭場を舞台に、賭け事の達人であるギャンブラーたちによるデスギャンブルを描いたマンガで、アニメ化も決定しています。この記事では『ジャンケットバンク』の作者である田中一行(たなか いっこう)氏について、連載作品やインタビューで明かした内容などをまとめました。
目次
- 『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏とは?
- 田中一行氏の連載作品一覧
- 『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏はどうやってギャンブル(ゲーム)を考えている?
- 『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏は顔出しをしている?性別は男性?
- X(旧Twitter)をやっている?
- 『ジャンケットバンク』の作者・田中一行が憧れている人物は?
- 『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏のまとめ
『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏とは?
田中一行氏は、1986年生まれの漫画家です。2006年に講談社の漫画誌「アフタヌーン」の新人賞「アフタヌーン四季賞」にて佳作を受賞。2011年に「アフタヌーン」でスタートした『イコン』で連載デビューを果たしました。
幼少期からノートに落書きを描いていて、高校1年生から意識的に絵を描くようになり、高校2年生の終わりに初めて漫画を完成させます。初めて描いた漫画で新人賞の一番下の賞をもらったとのことですが、出版社を変えて連載デビューしたと明かしていることから、「アフタヌーン四季賞」以外の賞に応募していた可能性があります。
専門学校に入学して、19歳で雑誌に読み切りを掲載。専門学校は1年半ほどで辞めて、23歳で『イコン』の連載がはじまりました。田中氏はバイトをした経験がなく、アシスタントをしていた期間も合計で2週間ほどで、初連載までずっと無職だったと明かしています。
『イコン』の終了後、『エンバンメイズ』『概念ドロボウ』などを連載したのちに、2020年7月より「週刊ヤングジャンプ」で『ジャンケットバンク』の連載がスタート。2026年9月時点でも『ジャンケットバンク』の連載は続いていて、田中氏にとって最長の連載漫画となっています。
『ジャンケットバンク』はオリジナルのギャンブル(ゲーム)が登場する作品です。カードゲームをはじめとした様々なゲームから影響を受けているとのことですが、ゲームは下手だと語りました。また、ギャンブルは一切やらないと話しています。
言葉を短くテンポよく表現するという点においては、映画の字幕やカードゲーム『マジック・ザ・ギャザリング』から大きな影響を受けているとインタビューで答えました。
『ジャンケットバンク』アニメ化決定時のコメント
賭け事の達人であるギャンブラー達が争う賭場を、金のプロフェッショナルである銀行員達が管理する。
「ジャンケットバンク」は正気の線を何歩も踏み出してしまった人間たちによる、心理戦ゲーム漫画です。
売りはその高度な頭脳戦、のはずなのですが、届くファンレターの5割以上に「ルールは分かってませんが面白いです」と
書いていただいているため、ギャンブル、ゲーム、心理戦といったものが苦手な方でも、現れ続ける異様な人物達のやり取りを眺めるだけで
非日常の高揚感を得られることと思います。
言ってはいけないことを語り続ける人間達、全否定しきれない信念を持つ異常者達、敵を全否定し続け合う皮肉の応酬、常軌を逸したシステムによって
運営される銀行、そして思考を引っ掛けられる「驚き」の快感。
そんなものに少しでも心が惹かれるのならば、あなたも賭場の立派なVIP客になり得ます。
アニメとして動き出す「ジャンケットバンク」の世界を、ぜひ一度覗いてみてください。
田中一行氏の連載作品一覧
田中氏はこれまでに4作品の連載漫画を発表しています。この項目では田中氏の連載作品をまとめました。
『イコン』
『イコン』は田中氏のデビュー作で、2011年3月〜2011年12月まで「アフタヌーン」で連載されました。コミックスは全2巻。絶版の状態が続いていましたが、電子書籍化を望む声が多数編集部へ届いたこともあり、2023年12月に電子書籍化されました。
大学生・金子直也(かねこ なおや)は、奇妙な文献をもとに不思議な石板を見つけ出します。石板を手に入れたことで、誰にでも1つだけ言うことをきかせる特殊な能力を手に入れました。しかし、石板は怪しい組織の敷地内から入手したもので、直也は組織とヤクザと警察から同時に追われる身になります。あらゆるものから逃げまくるジェットコースター・ロマン・ホラーです。
『エンバンメイズ』
『エンバンメイズ』はダーツを題材にした漫画で、2014年5月〜2016年10月まで連載されていました。「good!アフタヌーン」で連載がスタートして、同誌では2015年11月号まで連載。以降は漫画アプリ「マンガボックス」に移籍しての連載でした。コミックスは全6巻です。
舞台は地下に広がる巨大なダーツ競技場。狙ったマトは絶対に外さない「迷路の悪魔」と呼ばれるダーツプレイヤー・烏丸徨(からすま こう)は、冷酷非道な借金取りを相手に1000万円を賭けて勝負をすることになります。巨万の富と、時に命を賭けて闘う裏世界のダーツプレイヤーたちの戦いを描いた特殊ルールのダーツ漫画です。
『概念ドロボウ』
『概念ドロボウ』は、2018年6月〜2019年7月まで「アフタヌーン」で連載されていた漫画です。コミックスは全3巻で完結しました。
愛情や道徳心、魅力や劣等感など目に見えない「ガイネン」を盗むドロボウが存在する世界が舞台。刑事の有馬ハル(ありま ハル)は、ドロボウ兼探偵の如月ウロ(きさらぎ ウロ)を頼って、怪事件の謎を追います。カタチのないものが盗まれた時に人はどうなるのか、盗っ人だらけの究極異能活劇です。
『ジャンケットバンク』
『ジャンケットバンク』は2020年7月から「週刊ヤングジャンプ」で連載中です。2026年9月時点ではコミックスは22巻まで発売されています。
部署異動を命じられた新人銀行員・御手洗暉(みたらい あきら)は、新たな上司に連れられて銀行の地下にある賭博場に足を踏み入れます。熱狂、絶望、悦楽、破滅が入り乱れる異様な光景の中で、圧倒的な異彩を放つギャンブラー・真経津晨(まふつ しん)と出会いました。真経津のことを「出会ってはいけない人間だ」と感じた御手洗でしたが、真経津のギャンブルに魅せられて、命を削る世界に飛び込んでいくストーリーです。
テレビアニメ化も決定していて、アニメでは真経津晨を『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』緋村剣心役などの声優・斉藤壮馬(さいとう そうま)さん、御手洗暉を『真夜中ハートチューン』山吹有栖役などの声優・安田陸矢(やすだ りくや)さんが演じます。
『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏はどうやってギャンブル(ゲーム)を考えている?
『ジャンケットバンク』にはオリジナルのゲームが多数登場して、高度な心理戦が繰り広げられます。インタビューにて、田中氏がどうやってゲームを考えているのか答えたことがありました。
田中氏はゲームのルールを作るにあたって、戦いのなかでもっともやりたいこと、最終的な勝ち方を決めてからルールを考えると話しています。ルールを作ってから抜け穴を用意するのではなく、ゲームの抜け穴を最初に考えてから、気づかれにくいようなルールを用意しているとのことです。
ゲームの勝ち方を決めるためには、ストーリーや敵キャラクターが必要不可欠のため、ゲームだけを考えることはほとんどないと語りました。勝ち方が決まれば、アイデアをたくさん出して整合性を取りながら理論上可能な仕組みを用意していくと明かしています。
ゲーム中の展開については、ルール説明が行われているシーンの時点で決着までの全ての流れが決まっていると答えました。決着の方法や各ラウンドのスコアやテーマ、優勢劣勢の状況、キャラクターがどんな戦略を選択するかなどがルール説明までに決定していて、キャラクターの心情や発言については予定外のことになる可能性があるとのことです。
『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏は顔出しをしている?性別は男性?
確認できる範囲では、田中氏は顔出しをしていないようです。『ジャンケットバンク』のアニメ化が決定しているため、今後作者としてメディア出演する機会があれば顔出しをすることがあるかもしれません。
性別についてですが、ネットでは男性ではないかと言われています。SNSやインタビューでの一人称が「僕」のため、男性の可能性がありそうです。
X(旧Twitter)をやっている?
田中氏はXのアカウントを開設しています。連載中である『ジャンケットバンク』に関する情報、キャラクターの誕生日やバレンタインにファンからもらったプレゼントの写真などがポストされています。
また、ほかの漫画家とのやりとりをしていたり、アシスタントが書いたイラストなどが投稿されることがあります。2020年11月にはXで『ジャンケットバンク』の第1話を投稿しているため、無料で試し読みができます。
『ジャンケットバンク』の作者・田中一行が憧れている人物は?
田中氏は、本屋でイラストレーター・寺田克也(てらだ かつや)氏の画集を見たことがきっかけで絵を描くようになったと明かしています。しかし、寺田氏の作風を真似できるほどの腕がないと語っていて、憧れの絵として影響を受けていると答えました。
『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』などのアニメ監督・前田真宏(まえだ まひろ)氏のもとでアシスタントをしていた期間があり、田中氏は前田氏の作画のクオリティと速度を間近で見たことは漫画家人生において大きな影響を受けていると話しています。
田中氏は自身のXで、『無限の住人』『波よ聞いてくれ』などの漫画家・沙村広明(さむら ひろあき)氏、『嘘喰い』『バトゥーキ』などの漫画家・迫稔雄(さこ としお)氏に憧れていることを明かしています。
『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏のまとめ
『ジャンケットバンク』の作者・田中一行氏は、2011年に「アフタヌーン」に掲載された漫画『イコン』でデビューしました。
『エンバンメイズ』『概念ドロボウ』などの連載を経て、2020年7月から「週刊ヤングジャンプ」で『ジャンケットバンク』の連載がスタート。『ジャンケットバンク』が自身最長の連載漫画です。
(C)田中一行/集英社・「ジャンケットバンク」製作委員会

