一方で、問題点も浮き彫りになっている。1つ目は、バンさんを避難させたが「予定」は漏れていたこと。バンさんが交番にいた時、パク被告はバンさんのスマホを確認し、犯行前日に下見をしている。2つ目は、パク被告の「帰る」を信じて「送る」で終わったこと。警察が成田空港でパク被告の保安検査場通過を見届けたものの、パク被告がその後予約を取り消し、バンさん宅近くのホテルに滞在していた。
阪口弁護士はこの予定が漏れていたことについて「交番に行った時に、すでにバンさんはスマホと鍵をパク被告が持っていることを伝えてはいた。その中でストーカーをする人というのは携帯も見るし、携帯を仮に持っていたとしても、家にパソコンとか電子機器、予定が入っている電子機器があったらそれも見る。なので、家にそういったものを置いてきていないかどうか、見られているんじゃないか。パク被告が家に行って入っているんじゃないか、というところまで踏まえて『予定があなた漏れていますよ』というのもしっかりと伝えて、事の重大性というのをしっかりとお伝えして、今の事態を『重大なんです』と伝えた上で、予定が漏れているという前提で行動することがまずは大事だったのではないか」と指摘。
パク被告が飛行機をキャンセルして戻ってきたことについては「保安検査場を通っているところまで見届けているので、『これは乗って帰国するだろう』と思ったとしても、この件だけで言うと当時の対応としては接近禁止命令を出せていない中で、最大限やったのかなとは思う」とコメント。
その上で「この件がきっかけで、保安検査場に入ったとしても、航空券を取り消して戻ってくることができてしまう。ストーカー行為する人はそういうことまでするんだ、ということが全国的にわかったと思うので、これを機に飛行機が離陸するまでは、成田空港、羽田空港に滞在して、出てきたらすぐに対応・行動を取ることが必要になってくるのではないか」と提言した。
※本記事で紹介している弁護士の見解は、事件当時の状況を踏まえたものです。実際の対応や法的判断は、個別の事情によって異なります。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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