
アジア大会の開幕で人の往来が増える中、空港の税関が警戒を強化しています。そんな中、ベトナム人男性の荷物から、申告されていない3万本以上のたばこが見つかりました。
申告に違和感 中身は
19日に開幕したアジア大会。中部空港には、外国人の姿が見られました。
一方、そんな旅行者に目を光らせている人たちがいました。海外観光客の荷物を調べ、違法薬物やコピー商品などの持ち込みを防ぐ名古屋税関の職員です。密輸を防ぐ最後の砦として検査官の人数を増やすなど、警戒を強化しています。
到着したベトナム人の男性は、スーツケースと大きな段ボール箱を持っていました。
検査官
「きょうは、どこから来たんですか?」
男性
「ベトナム」
荷物の中身は、服やお菓子、プレゼントだといいます。
しかし検査官は、男性の申告に違和感を覚えました。
検査官
「この荷物だけどX線して大丈夫?」
男性
「はい」
検査官
「もう1回念のため聞きますね。きょう申告した内容は間違いない?」
男性
「はい」
検査官
「たばことか酒も持ってきていない」
男性
「絶対ない」
税額は約53万円に
同意を得て段ボール箱を調べてみると…。
検査官
「服とプレゼントとお菓子ね。これは何ですか?」
男性
「たばこ」
出てきたのは紙巻きたばこです。それも、次から次へと出てきます。
検査官
「さっき奥さんと一緒に詰めたって言ったよね。中身を知っているって言ったよね。これは知っていた?」
男性
「ちょこっとだけ入れるって言っていた」
検査官
「なんでそれ言わないの?なんで嘘つくの?」
さらに、スーツケースからも大量のたばこが…。合わせて、3万5800本ありました。
日本で免税になる紙巻きたばこの量は200本。それを超えると、200本ごとに3000円の税金がかかります。今回、男性が納めるべき税額は約53万円に上りました。
検査官
「それだけの金額のたばこ税を脱税しようとしたんです。それを支払わずに、日本にたばこを密輸入しようとしたんです」
「税金を払いたくなかったため、申告しなかった」と話した男性は厳重注意を受け、3万5800本のたばこは処分されました。
対応した検査官
「(アジア大会で)人の往来が増加すると思うが、スムーズな入国審査や厳正な水際の取り締まりも必要になってくるので、うまく両立できるように態勢を整えていければ」
(2026年9月22日放送分より)
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