
関東を中心に大雨をもたらした台風25号による被害は、時間とともにその大きさが明らかになってきました。これまでに千葉県と神奈川県で7人が死亡、いまだ5人の行方が分かっていません。
千葉で大規模冠水
千葉県佐倉市では、川からは茶色い水があふれ、道路との境が分からない状態です。
台風25号の大雨から一夜が明けた22日、各地の被害の状況が分かってきました。
市内を流れる高崎川が氾濫した千葉県佐倉市。
救助隊のボートが水没した車に向かっていきます。救助活動はボートや水陸両用のバギーを使って行われました。
救助された住民の娘
「朝、迎えに来たんだけど(道路に)入れなくて。3回目ですからね、千葉県ね。本当に」
中古車店や住宅に大量土砂
君津市では中古車販売店に土砂が流れ込む事態に。こういった土砂崩れによる被害は、広い地域で起きています。
市原市では土砂崩れにより、高齢者施設にいる180人が孤立状態となっています。
土砂崩れは、神奈川県内でも。三浦市の土砂崩れ現場では、住宅に入り込んだ土砂を運び出しているのでしょうか、消防の隊員らが手渡しで土砂を運んでいる様子が確認できます。
三浦市では2階建てアパートの1階部分に土砂が流れ込み、20代の女性と連絡が取れていません。
千葉県と神奈川県では、これまでに合わせて7人が死亡。5人の行方が分かっていません。
被害は東京都内でも。港区のこちらの住宅では、台風の影響で石垣が崩れ、規制線が張られています。
21日、「レベル4土砂災害危険警報」が出された港区では、住宅の外壁が崩れました。
観光客の移動にも影響
連休の真っただ中に襲来した台風25号。通り過ぎた後も、観光客の移動に影響を及ぼしています。
都内から成田方面へと延びるJRの成田エクスプレスや成田線は、大雨の影響で終日運休に。そのため、一部で遅れが発生しながらも運行していた京成スカイライナーに乗客が殺到しました。
車で成田空港に向かってみると、成田空港に続く国道では、動けなくなった車両が止まっています。
道中では大雨による被害の爪痕が…。
京成線の切符売り場では、特急券を求めて長蛇の列ができています。成田空港でも、チケット売り場は大混雑に。満席の文字が目立ちます。
旅行で北海道から帰ってきた男性は、次のように話します。
「(混雑が)まさか、ここまでだとは。3時くらいには帰れるかなと思っていたが、そんな甘くもなく。(家に帰るのが)予定より2時間くらい遅くなっちゃう」
長蛇の列は、バス乗り場にもできていました。
中国から帰国した女性は、台風による影響の大きさに驚きを隠せません。
上海から帰国した人
「成田エクスプレスに乗るつもりでいました。想定外でした。こんなに待つとは思っていなくて。早朝便だったので、すごく疲れも来ているのにって感じ」
空港のターミナルには、旅行日程の変更を余儀なくされた人も。沖縄に向かうため、車で成田空港までやってきた男性は次のように話します。
沖縄へ行く予定の人
「(道路が冠水していて)遠回りをしないといけなくなり、(自宅の)松戸を12時に出発して着いたのが15時45分。(本来なら)2時間くらいで到着する予定だったが…」
「(Q.4時間…)かかっちゃいました」
予約していた便の保安検査に間に合わなかったといいます。
「きょう泊まる予定だった沖縄のホテルをキャンセルしなきゃいけない。(チケットは元々は)片道2万円ぐらいだったが、あした乗るのは(一人)5万円ぐらい」
「(Q.この後はどうする?)この後はいったん家に帰るか、どこかで泊まって過ごすか…」
(2026年9月23日放送分より)
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