アメリカの名門UCバークレーを卒業後、リーマン・ブラザーズを経てゴールドマン・サックスで部長職(マネージングディレクター)まで上り詰めた河村さん。しかし当時の金融業界は強固な男性社会であり、「男性とめちゃくちゃこうバチバチやらされるようになって、嫌われて。営業に行った時に私だけ名刺もらえなかったり。秘書の人だと思われて」と不当な扱いや差別を受けたという。
さらに、プレゼンテーションの際に「取締役の皆さんがご高齢なんで、女性が金融経済のことを話してるのは印象が良くない」と言われ、担当者である自分ではなく代打の男性社員を立てざるを得なかった屈辱も回想。「その会社のこと一番よく分かってるのは私なのに、そこに別の代打みたいなのを持ってきて、見た目が男性っていうだけで受け入れられるんだっていうのとか、すごく悔しかったです」と語った。
当時は髪を短く切りすっぴんで男のように働く“準男性化”が出世の王道とされていたが、河村さんは髪を伸ばして巻くなど「女性である自分を楽しみながらキャリアも両立させる」という信念を貫き通した。その闘いぶりに、同僚でもあった妹の真弓さんも「男性社会だったので、マジですごかったですよ。道を作ってくれた感じはすごいあった」と称賛していた。
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