
28日、秋雨前線の影響で西日本から東日本にかけて激しい雨が降った所もありました。そして気になる台風26号。現在、南の海上を進み、週の後半にかけて関東に接近する恐れがあります。
“甚大”な影響に募る不安
雨が降ると蘇る、台風25号の記憶。爪痕を前に、不安が募ります。
塚田隆介
「電柱が何本も軒並み倒れてしまっています」
“孤立状態”の集落から避難してきた住民は。

“孤立集落”から避難 池田幸雄さん(77)
「車を残したまま避難してきているから(移動手段がなくて)大変。まずは車を手配して、勤めに行くとかしないと」
生活への影響は“甚大”です。JR東日本は、運転を見合わせていた全ての区間で28日から代行バスを走らせる予定でしたが、木更津-姉ケ崎間での運転を取りやめました。バス会社によると、修学旅行などの時期と重なり、必要な台数と人員の確保が難しかったといいます。
そのため、木更津駅では直接、東京駅へと向かう高速バスに長い行列が。

バスを待つ男性
「隣の巌根駅から妻に送ってもらって。これから市川までの通勤なんですけど、内房線がないので、バスで東京に出て総武線で出勤します」
水引かない中…二次災害に備え
失われた“普段の生活”。復旧がまったく進んでいない地域もあります。

唐津昭史
「住宅街一帯が冠水しています。車の半分以上が水に浸かっているような状況です」

南酒々井駅前の住宅地では、今も10軒以上が浸水したままとなっています。なぜ、この場所に水が貯まり続けるのでしょうか。本来、住宅地に降った雨は北側にある高崎川へ流れる仕組みでした。ところが台風により崩れた盛り土が排水路を塞ぎ、ダムのようになってしまいました。

浸水地域に住む 保科勇太さん(44)
「橋を作って、こんな状態。基礎にも水が入ってしまっている」
(Q.水かさは上がっている)
「上がってきている」
案内してくれた1階には家具がありません。それも“もしもの時”に備えて片付けたため。生活の中心は2階のベッドルームです。

浸水地域に住む 保科勇太さん
「非常用でパンなどを買って。洗い物を出さない、火を使わないような。二次災害を考えて、こういうふうにやっています」
(Q.窓から外が見えますが)
「これを見るたびに悲しい。好きな場所のアングルがあったが、水の中につかっている状態なので。はっきり言って“地獄図”」
今、被災地が最も恐れるのは雨です。決壊した堤防の復旧は台風が来る前に。作業は夜を徹して続けられています。
