
今、各地で記録的な大雨が相次いでいますが、多くの人がビニール傘を使用していると思われます。このビニール傘は、年間およそ3000万本消費されているとも言われています。“ビニール傘は使い捨て”という概念をくつがえす傘が次々と開発されています。
大雨列島 ビニール傘の現状
記録的な大雨が相次ぐ日本列島。ゲリラ雷雨や台風の後、壊れたビニール傘が散乱する光景も珍しくありません。
日本で消費されるビニール傘は、年間およそ3000万本。
警視庁遺失物センターの倉庫を埋め尽くすのは、大量の忘れ傘。これでも、ほんの一部だといいます。
「傘は使い捨て」その現状を変えようという取り組みが広がっています。
“使い捨てない”ビニール傘
一見、普通のビニール傘ですが、風速15メートルの強風にあおられても折れることなく、風が止まるとすぐに元の形へ。その理由は…。
株式会社サエラ
山本健社長
「これは一切金属を使っていない、従来にないオールプラスチックの傘です」
こちらの「+TIC LITE」は、柔軟性のあるプラスチック骨を使うことで、従来のビニール傘にないタフな作りに。
特徴は、強さだけではありません。
「各パーツがそれぞれの劣化状況によって問題を起こした時に、交換できたりするんですね」
万が一壊れても、自分で部品を取り換えて直せる構造です。バラバラだった部品が5分ほどで傘の形に。
株式会社サエラ 社員
吉浦聖子さん
「(Q.どれぐらいの時間で作れるんですか?)仕組みを分かっていれば(初めてでも)10分もかからないと思いますね」
もう一つのメリットは?
壊れても自分で直せて長く使えるこの傘。もう一つのメリットがあるんです。
山本社長
「(ビニール傘は)分解していくのに、割と手間暇がかかってしまって、傘そのものを廃棄してしまって、埋め立てにいっちゃうという傾向がある」
様々な素材が組み合わさって分別が難しいビニール傘。対して、この傘はオールプラスチックで分別の負担を減らし、リサイクルが可能に。
傘を買うことが多い一部のコンビニでも買うことができます。
「循環できるような商品の構造であったり、循環できるような社会構造というものを作っていくということですから、それに対応する傘、未来の傘というものを、僕たちは作っていきたい」
(2026年9月29日放送分より)
この記事の画像一覧
