
交際相手の女性の遺体を宮城県の山中に遺棄したとして、バーを経営する男が逮捕された事件。男は、女性のスマートフォンを使って、生存を偽装するメッセージを送っていたとみられることが分かりました。
【画像】交際女性の携帯で「実家に帰る」生存を偽装か…死体遺棄の疑いで逮捕の男
「鼻を折られた」友人に相談も

宮城県栗原市の山中で、遺体で見つかった室賀真歩さん(25)。去年、室賀さんがアルバイトをしていた店の店長は…。

元アルバイト先の店長
「(三浦容疑者は)良くしてくれているみたいなことは聞いていた」
しかし7月、友人に窮状を訴えていました。

室賀さんの友人
「口論になって、真歩さんが婚約指輪をもういらないと投げたら、鼻を折られたと言っていた」
生存を偽装か「実家に帰る」
交際相手の遺体を遺棄した疑いで逮捕された、バー経営者の三浦拓也容疑者(36)。捜査関係者によると、任意の調べに対し、こう話していました。

三浦容疑者の供述
「(先月)28日の朝6時に仕事から帰ってきたら彼女がいなかった」

また、三浦容疑者のスマホには、室賀さんから「実家に帰る」という旨のメッセージが送られてきていました。警視庁は、この時点で室賀さんが死亡していた可能性があるとして、偽装工作だとみています。逮捕時に、室賀さんのものとみられるスマホを押収しています。

警視庁によると、2人の間には、数々のトラブルがありました。7月には、室賀さんが鼻を殴られ、病院に行ったといいます。友人にレントゲン写真を送っていました。それと共に「殴られたのは1回なんだけど、強く殴られて、倒れこんで、また顔ぶつけて、殺すって言われて、首絞められた」というメッセージも。この件でしょうか、三浦容疑者は先月、傷害の疑いで書類送検されています。
宮城には「仕事」一転「温泉に」

警視庁は殺害も視野に捜査しています。現場は2人が住んでいた部屋で、犯行は先月28日だとみています。当時の動きも分かってきました。28日午前7時ごろ、自宅前に車をつけ、遺体を積みこんだとみられます。その後、東北道を使い、午後5時ごろ、宮城県栗原市の遺棄現場付近に到着。遺棄した後、栗原市内の日帰り温浴施設に立ち寄りましたが、わずか10分程度しか滞在しませんでした。自宅へは、翌29日午前3時ごろ到着。大型のスーツケースを下ろす様子が、近所の防犯カメラに映っていました。
任意の調べに対し、三浦容疑者は…。
三浦容疑者の供述
「宮城には仕事で使う酒の買い付けに行った。スーツケースは酒を入れるために持っていった」
しかし、次の調べでは話が変わりました。

三浦容疑者の供述
「景色がきれいだから湖に行って、仕事で疲れたから温泉に行きました」

捜査関係者によると、司法解剖の結果、室賀さんの死因は、頚部(けいぶ)圧迫による窒息死の疑いだということです。三浦容疑者は「記憶にありません」と容疑を否認しているということです。
