
『アサヒビール』『キリンビール』『サッポロビール』『サントリー』の4社は、出荷するビール類の値上げ幅などを事前に示し合わせた疑いで、7日に公正取引委員会から強制調査を受けました。
また、その後の関係者への取材で、4社の営業担当者らが会合で示し合わせた結果を一覧表として作成し、共有していたことが分かりました。
取引先「同時の価格改定おかしい」と指摘
カルテルを結んだ疑いで公正取引委員会の強制調査を受けたビール大手4社が、取引先から「同時の価格改定はおかしい」などと指摘されていたことが分かりました。
「アサヒビール」「キリンビール」「サッポロビール」「サントリー」の4社は、出荷するビール類の値上げ幅などを事前に示し合わせた疑いで強制調査を受けました。4社は2022年と去年4月に一斉にビール類を値上げしています。
その後の関係者への取材で、値上げ発表後に開かれた4社の首都圏の営業担当者と卸売業者らとの意見交換会で、業者側から「同時の価格改定はおかしい」などと指摘されていたことが分かりました。
営業担当者らは公正取引委員会の聴取に対し、価格調整を認めているということです。
(10日 10:00更新)
会合で示し合わせた結果を一覧表として作成か
「アサヒビール」「キリンビール」「サッポロビール」「サントリー」の4社は、出荷するビール類の値上げ幅などを事前に示し合わせた疑いで、7日に強制調査を受けました。
その後の関係者への取材で、4社の営業担当者らが会合で示し合わせた結果を一覧表として作成し、共有していたことが分かりました。
また、公正取引委員会は8日、一部の会社の支店や社員の自宅にも強制調査に入りました。

サッポロビール 時松浩社長
「(Q.今回のことをどのように受け止めるか)ご迷惑とご心配をお掛けしたことは申し訳ない」
また、サッポロビールの時松社長は、価格調整の認識があったか問われると「そういう認識はない」と話しました。
(9日 12:00)
数年前から価格調整か
「アサヒビール」「キリンビール」「サッポロビール」「サントリー」の4社は、出荷するビール類の値上げ幅などを事前に示し合わせるカルテルを結んだ疑いで、きのう、強制調査を受けました。
その後の関係者への取材で、4社の営業担当者が少なくとも数年前から価格などを示し合わせていた疑いがあることがわかりました。
公正取引委員会は協議内容が経営陣とも共有されていたかについても調べているものとみられます。

アサヒビール 松山一雄社長
「重大に受け止めていますし/しっかり確認したうえで会社としても責任を持って取り組みたいと思っています」
4社は「調査に全面的に協力していく」としています。
(8日 11:53)
ビール大手各社の反応は

アサヒは、「公正取引委員会による強制調査を受けました。全面的に協力してまいります」とコメントしました。
キリンは強制調査を受けたことを認めたうえで、「今回の捜索を受けた事実を厳粛に受け止め公正取引委員会の調査・要請に全面的に協力してまいります」としています。
サントリーは「今回立入検査を受けた事実を厳粛に受け止め、公正取引委員会の調査に対し全面的に協力してまいります」としました。
サッポロは「今回立入検査を受けた事実を真摯に受け止め、公正取引委員会の調査に全面的に協力してまいります」としています。
(7日11:40)
大手ビールメーカー4社に公取委が強制調査
出荷するビール類の値上げ幅などを事前に示し合わせるカルテルを結んだとして、公正取引委員会が大手ビール4社に強制調査に入りました。
公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで強制調査に入ったのは、「アサヒビール」や「キリンビール」、「サッポロビール」、「サントリー」です。
関係者によりますと、4社は出荷するビール類の値上げ幅などを事前に示し合わせるカルテルを結んだ疑いがもたれています。
また、価格の調整は各社が加盟する「ビール酒造組合」の会合が終わった後に4社の営業担当者らが非公式に集まるなどして行われていたということです。
国内のビール市場は4社がシェアのほとんどを占めていて、公正取引委員会は検察への告発も視野に調査を進めるものとみられます。
(7日10:50)
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