
今年は全国的にマツタケが大豊作で、価格が去年の半分ほどになっています。長野県上田市では“おばけマツタケ”と呼ばれる巨大マツタケが続々と収穫されています。
マツタケ 去年の半値
番組の取材班が目にしたのは、400グラムにもなる巨大なマツタケでした。
2000メートル級の山々に囲まれた自然豊かな上田市。青果市場で目を引いたのは、ぎっしりと箱に詰められていた秋の味覚「マツタケ」です。
ヤオトク 佐藤安徳社長
「あーいいねー!この香り、ご飯に最高。これだけ多いのは久しぶり、うれしい」
この日、競りに並んだのは62キロ。去年の同じ時期に比べて6倍もの量です。
R&Cながの青果 藤澤雅啓さん
「おはようございます。お願いします」
午前7時、競りがスタート。不作だった去年は、わずか10分ほどで終わりましたが、今年は30分以上かかりました。
100グラムあたり3000円から5000円で取引され、去年の半値ほどの安さです。
サイズ10倍のマツタケも
驚きなのは「量」や「安さ」だけではありません。
この日、最も大きかったのは、かさの部分が直径21センチ、軸の長さは26センチの“おばけマツタケ”と呼ばれる超特大サイズです。
通常、1本の重さは50グラムほどですが、8倍となる400グラム。こうした巨大サイズがたくさん並んでいました。
先月25日には、この市場で今シーズン最大となる、通常の10倍を超える674グラムのマツタケも並びました。
藤澤さん
「9月に雨が多かった分、気温が低かったことで、マツタケの生育環境が良かったのかなと思う」
特設コーナーに180パック
競りから2時間後、直売所には、オープン前から長い行列ができていました。行列は、開店前に40人にもなっていました。
神奈川から来た人
「わくわくだよね」
新潟から来た人
「焼きマツタケが食べたいかな」
マツタケで埋め尽くされた特設コーナー。この日は180パックが並びました。
オープンすると客は次々と手に取り、かごの中へ。わずか20分で、残りは40パックほどになりました。
奈良から来た人
「すごい、大きい」
東京から来た人
「やばいじゃないですか。こんな大きいのがあるんだ、初めて見たね。だって、こんなんですよ。なんですか、これ。ほら、すごいよ」
かさが閉じたものを「まる」や「つぼみ」と呼び、成長してかさが開いたものを「ひらき」と言います。
道の駅「あおき」 工藤直紀店長
「基本的にかさが開いたほうが香りが強くて、『ひらき』は土瓶蒸しとマツタケごはんかな。(かさが閉じた)『まる』はしっかりした食感。すき焼きとか焼いたりして使っていただければいいかなと」
名人の収穫に同行
今年は豊作だというマツタケですが、どんな状態で生えているのでしょうか。案内してくれたのは池田榮五さん(77)です。
池田さん
「77歳だよ」
「(Q.どれくらいやっている)もう50~60年だね」
上田のマツタケ名人・池田さんに同行し、マツタケ狩りへ。
山に入ると、軽快な足取りで進む名人。険しい山道をどんどん奥へ分け入っていきます。
秘密のポイントを目指すこと30分…。
池田さん
「ここにあるよ」
なんと、4本のマツタケが密集して生えていました。
池田さん
「根っこのほうを持って。掘って、掘って」
「太いね。結構、軸が太いね」
名人に教えてもらいながら、丁寧に抜いていきます。
池田さん
「まず香り!」
「いいね。よかったね、あって」
名人のおすすめは「ピザ」
名人もご満悦。わずか45分で5本も収穫できました。果たして、その味は?
池田さんが経営するイタリアンレストランで特別に焼いてもらうことに。弱火で5分ほど焼き、水分が浮かび上がってきた時が食べごろです。
マツタケの香りが口いっぱいに広がります。歯ごたえもよくて、かむごとにうま味がぎゅっと出てきます。
名人のおすすめは、マツタケをこんもり乗せたピザ。トマトソースとチーズのシンプルな味付けで、マツタケの味や食感、香りを最大限に引き立てます。
池田さん
「喜んでもらえるんじゃないですかね。たくさん出せるし。去年と比べて、特に安いから。(収穫ピークは)あと1週間くらい」
(「グッド!モーニング」2026年10月8日放送分より)
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