
企業や自治体への不正アクセスが相次ぐ中、カラオケ店「ビッグエコー」を展開する第一興商が、872万件分の個人情報が外部に漏れた可能性があると明らかにしました。
872万件分の個人情報が外部に…
「タイムズ、大和証券、焼肉きんぐ、コタ。私の個人情報、フリー素材かな」
投稿したのは、首都圏に住む40代の女性でした。
「さすがに多すぎて、困惑しているというのが正直なところです」
この女性のもとには2社から不正アクセスが判明したと連絡が入っていましたが、その後も続々と、女性が使用しているサービスで不正アクセスが判明。6社から自身の個人情報が漏れたのではないかと心配しています。
「私の個人情報を悪用されて何にされるか分からないし、今AIを使うと簡単に動画を作ったり、画像を編集したりもできるので、私の個人情報がかなり大きな犯罪に使われる可能性も出てきたらどうしよう」
8日、カラオケ「ビッグエコー」などを展開する第一興商は、個人情報の取り扱いを委託している会社のパソコン1台が、不正なプログラムに感染していたことが分かったと公表しました。
店舗で会員登録や予約を行った客など、872万件分の個人情報が外部に漏洩(ろうえい)した恐れがあります。
ローソンでも8日、不正アクセスを受けて、215万件の個人情報が流出したことが確認されました。
フィッシングメール詐欺も
不正アクセスを巡る手口に、新たな変化があらわれています。
「マクニカ」セキュリティ研究センター
瀬治山豊センター長補佐
「ショッピングサイトが狙われていて、クレジットカードの情報が目的にされた攻撃が多かったんです。ただ、最近特に7月以降多発しているのは個人情報。無差別に標的になっているような動き」
最近は、アプリに登録されたメールアドレスや携帯番号など、金銭には直結しにくい個人情報が主流だといいます。その狙いは?
「盗んだ情報を使ってより巧妙な詐欺や、偽のメールを送ってくるということが懸念されます。例えば、ショッピングサイトで『いつ何時にどういう商品をいくらで購入しましたよね』『返金したいので、このサイトにクレジットカード情報を入れて下さい』 という形で使われると信憑性(しんぴょうせい)が増す」
購入した商品や利用したサービスなどの情報が盗まれることで、疑われにくいフィッシングメールを作られてしまう恐れがあるといいます。結果的に、クレジットカード情報にまでたどりつく可能性があります。
不正アクセスのあった第一興商は、こう注意喚起しています。
「万が一情報が漏洩していた場合には、その情報がなりすましメールやフィッシング詐欺などに悪用される恐れがある」
(「グッド!モーニング」2026年10月9日放送分より)
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