
デジタル化が進み、紙の新聞の発行が減り続けています。そんな中、「東スポ」で知られる東京スポーツ新聞社は、新事業として買い取り専門店をオープンさせました。
【画像】ゆるキャラのランキングサイトで最下位の「ギョウザちゃん」
利用者の年代に共通点
都内にある買い取り専門店。この日、訪れた客が取り出したのはゲーム機です。
客
「久しぶりに買ってみたんだけどね、読書の時間を食いつぶしちゃうんで」
使わなくなったゲーム機を手放すため、初めて買い取り店を訪れていました。
こちらのお店、一見普通の買い取り店ですが、店内にはいくつか新聞が飾られていて、「宇宙人」や「ツチノコ」など目を引く大胆な見出しがずらりと並んでいます。
客(40代)
「この“東スポ”っていうのが頭に入っちゃって。それで、ここにしようかなって」
こちらは東京スポーツ新聞社が、去年新たに始めた買い取り専門店「買取東スポ」です。ブランド品や時計、ゲーム機など幅広く買い取っていて、現在8店舗を運営しています。
スポーツ新聞と買い取り店。実は、利用者の年代に共通点があるといいます。
東スポリユース 起山英美副社長
「60代から80代の方々が新聞を買われることが多くて、そのニーズと、この買い取り店舗は基本的にはマッチしているかと」
大胆な見出しから“飛ばしの東スポ”とも呼ばれる東京スポーツ。買い取りでも“東スポらしさ”はあるのでしょうか。
起山副社長
「(Q.都市伝説系とか、変わったものの買い取りは?)もちろんでございます。ツチノコだったり宇宙人だったり、もし見つけた方がいらっしゃれば連れてきていただければ」(※生き物は売れません)
背景に“厳しい現実”
新聞社としては異例ともいえる買い取り事業への参入。始めたきっかけを聞きたいと、番組が本社に突撃しました。
出迎えてくれたのは、東京スポーツ新聞の平鍋幸治社長。およそ5年前から「東スポ餃子」や「東スポ酒場」など、ユニークな事業を次々と思い付き、形にしてきました。
今回の買い取り店への参入も、こんな思いつきからでした。
平鍋社長
「忘年会シーズンで街歩いてるじゃないですか。買い取りの店舗が目立つなと思って。これ、東スポがやったら面白いんじゃないかなと思いまして」
こうした背景には、新聞社の厳しい現実もあるといいます。
新聞の発行部数は年々減少。一般紙とスポーツ紙を合わせた発行部数は、ピークだった1997年のおよそ5400万部から、去年はおよそ2500万部と半分以下に減りました。
最盛期には一日250万部以上を発行していた「東スポ」も、近年はおよそ100万部にまで減少したといいます。
「新聞だけでなく、いろんな事業をやって、こういう楽しい会社なんだと魅力を発信させていただければと」
新たなファン獲得目指す
そんな平鍋社長が、この日、社員と話していたのは、買い取り店ではなく、また別の事業。競馬場内で運営する飲食店のメニューについてです。
平鍋社長
「なんか、すごいトマトにこだわったんでしょ?」
「いや、ちょっと俺も今度実際食べるから、まだ俺行ってないから、先週ね。でも、なんてったってやっぱりギョーザだよ」
社員
「東スポといえば、『東スポ餃子』ですよね」
平鍋社長
「これ忘れちゃだめだよ。ニンニクマシマシ青森県産ね。ギョーザ担当のやつがいるんだ。ちょっと行ってみましょう」
「なんだよ。中に入ってんのか」
社員
「次のギョーザの販促イベント。これでいこうかと思っています」
平鍋社長
「おーいいね。『ギョウザちゃん』ね」
社員
「ちなみにですね、ゆるキャラのランキングサイトで、この『ギョウザちゃん』最下位なんで、ぜひ投票よろしくお願いします!」
買い取り店に、ギョーザ、ゆるキャラ。枠を超えた事業で、新たなファンの獲得を目指します。
平鍋社長
「うちの強みは“東スポ”という、このIP(ブランド)を、聞いたことある、知ってるよ、という方ばかりだと思うので、生かして皆さま幸せになれるように協力できればと思っています」
(「グッド!モーニング」2026年10月9日放送分より)
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