南アフリカ出身 国際法発展に寄与 ノーベル平和賞にナビ・ピレイ氏

南アフリカ出身 国際法発展に寄与 ノーベル平和賞にナビ・ピレイ氏
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今年のノーベル平和賞が発表され、元国連人権高等弁務官のナビ・ピレイ氏(85)が選ばれました。

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ナビ・ピレイ氏
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ピレイ氏は、南アフリカ出身の弁護士です。ICC=国際刑事裁判所の判事を務め、現在は、ICJ=国際司法裁判所で特任裁判官として活動しています。

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ナビ・ピレイ氏(2012年)
「私は悲しみと強い憤りを覚えています。民間人居住地への意図的あるいは無差別な攻撃は、状況によって国際犯罪に該当し得ます」

去年は、イスラエルによるガザでの行為を「ジェノサイド」と認定する国連調査委員会の報告書をまとめました。

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ナビ・ピレイ氏(去年6月)
「イスラエル軍は、民間人に対する攻撃や故意の殺害という戦争犯罪と“殲滅”という人道に対する罪を犯してきました」

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ピレイさんが闘ってきたのは、不条理そのものでした。
アパルトヘイトなどの「差別」。紛争における「ジェノサイド」「戦時性暴力」「人権侵害」、そして、戦争犯罪者が裁かれない「不処罰」です。

会見を行ったピレイ氏は、こう述べました。

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ナビ・ピレイ氏
「この賞を国際犯罪を生き延びたすべての人々、そして、国際司法の実現に携わり、それを守り続ける人々に捧げます。彼らの共感と勇気で、“不処罰”は食い止められています。私たちは今、国際法と人権が、激しい政治的攻撃にあう時代を生きている。状況の悪化を最もよく示しているのが、国際刑事裁判所への攻撃です。政治指導者たちに伝えたいことがあります。『皆さんには法的な義務がある』ということです。道義的な責任がどうであれ、人権を守り、戦争を控え、国連憲章の理念を現実のものにする法的義務があるのです。『将来の世代を戦争の惨禍から救う』。それは、国際犯罪の犠牲者や生存者、私たちの子どもたち、そして、明日の世界を受け継ぐ人々に対して、果たすべき約束なのです」

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