
見た目も華やかな「ダリア」。実はかつて食べられていたと知っていましたか?ナポレオンの皇后も愛したという「ダリア」の秘密を調査してきました。
関東最大級 ダリア500種
田原萌々アナウンサー
「東京都町田市にある町田ダリア園にやってきました。こちらは、およそ500品種のダリアが咲き誇る関東最大級のスポットです。きょうは、色も形も驚くほど違うダリアの世界を調査します!」
まん丸なもの、中心に小さな花びらが並ぶもの、花びらの先がフリルのように裂けたもの、さらに、スイレンのように開くものまであります。ダリアは咲き方も実にさまざまです。
まず見せてもらったのは、町田で生まれた一輪です。
町田ダリア園 小木曽文典さん
「こちらのお花、『つむぎ』という新品種です」
田原アナ
「つむぎ。フォルムが丸いですね。花びらが幾重にも重なっていて、すごくきれいです」
小木曽さん
「とても可愛いお花です」
田原アナ
「少し色もグラデーションになっていますか?」
小木曽さん
「そうですね。夏に咲くお花と、秋に咲くお花、色も違うのでぜひ見ていただけると」
田原アナ
「同じつむぎでも季節によって色が変わるんですか」
小木曽さん
「次の二番花、三番花が出てきた時に、別のもっと淡い色に変わってくるという種類です」
こうした、花びらが規則正しく重なるタイプは「フォーマルデコラ咲き」と呼ばれます。同じ咲き方でも、花や花びらの表情は色々です。
町田生まれのダリア、続いては、花びらの模様が特徴の「ミスフリル」です。
小木曽さん
「中には絞りが入っているというのが特徴で、滅多に見られないようなダリアです」
田原アナ
「このマーブル柄と、ところどころ花びらが紫色で淡色なのも味があって、すてきですね」
小木曽さん
「そうですね。花びら一つひとつを見るのもとてもいいものだと思います」
「ミスフリル」突然変異も
実は時々、こんな不思議な花が現れることもあります。
田原アナ
「これもミスフリルですか?」
小木曽さん
「そうです。ミスフリルです」
田原アナ
「さっき見たミスフリルと違いますね」
小木曽さん
「この絞りの色の品種に関しては時々こういう形のものが出てくるので、とても稀なものを今、田原さんは見ていることになります」
田原アナ
「貴重なものを見せていただいているんですね。なんか全然違うものが、二つが一つになったみたいな」
小木曽さん
「本当にそんな形になっていますね」
こうした色の変化は、突然変異による「枝変わり」と呼ばれる現象です。ごくまれに、一部だけ違う色の花が現れるそうです。
そして、ミスフリルと同じ「セミカクタス咲き」の仲間がこちらです。
これほど多彩な姿を見せるダリア。そもそも、どんな花なのでしょうか。原産地はメキシコで、現地では国の花として親しまれているそうです。
田原アナ
「ちなみにダリアって何種類くらい品種があるんですか?」
小木曽さん
「一説によると3万種から5万種と言われています」
田原アナ
「3万から5万ですか?すごいありますね!ちょっと数えきれない?」
メキシコでの利用は?
そんなダリア。原産地のメキシコでは、意外な方法で利用されていたんだとか。
小木曽さん
「実はダリアは最初は観賞用ではなくて、食用として食べられていたそうなんです」
田原アナ
「食用ですか?食べられていたんですか?」
小木曽さん
「食べられていました。球根の部分を芋みたいな感覚で食べていたそうです」
田原アナ
「お花じゃなくって根っこの部分、球根を食べていたんですね。食べたことはありますか?」
小木曽さん
「食べたんですけれども、ちょっと苦味があっておいしくなかったですね」
田原アナ
「ちょっとおいしいとはちょっと言いづらかった?」
小木曽さん
「言いづらかったです」
ダリアの根は、食用に適したものを水にさらすなど、下処理をして調理する例もあるそうです。
その後、18世紀末にヨーロッパへ渡ったダリアは、美しさを楽しむ観賞用の花として人々を魅了していきました。中でも有名なのが、ナポレオンの皇后・ジョゼフィーヌです。
小木曽さん
「珍しい花を集めるのが大好きで、ダリアもその一つだったと言われています」
田原アナ
「ではけっこう昔から歴史のある花なんですね」
ところが、他人には譲らず大切にしていたダリアの球根が、庭師を通じて外へ持ち出されてしまったという逸話もあります。
小木曽さん
「かなり怒ったみたいです」
田原アナ
「そんな歴史があったんですね」
そして、その逸話に由来するともいわれる、意外な花言葉もあります。
田原アナ
「華麗とか気品とかですか」
小木曽さん
「その通りです。ただ裏切りとか移り気とかそんな言葉もあるんです」
田原アナ
「へー。ちょっとマイナスなイメージですか?」
今では“花”も食用に
かつては根の部分が食べられていたダリア。現在では、食用に栽培された花を味わう楽しみ方もあります。
小木曽さん
「きょうは実はエディブルフラワーをご用意させていただきましたので食べてみますか?」
田原アナ
「いいんですか?すごい、まず、きれいなダリアという。この花びらの先端にかけて色が違うというのが。このグラデーションの花びらを料理に散らしたら華やかさが増すんだろうな、と思って」
田原アナが、ダリアを味わいます。
田原アナ
「いただきます」
小木曽さん
「どんな味がします?」
田原アナ
「なんか野菜みたい。何だろう。ベビーリーフ?」
小木曽さん
「そうですね。お野菜感覚で食べられる」
田原アナ
「けっこうシャキシャキしていますね。もっと花びらしっとりしているのかと思ったら、意外とシャキシャキシャキと聞こえてきました」
小木曽さん
「はい。おいしく食べられます」
田原アナ
「初めて食べました」
ダリアの増やし方は?
次々と新しい品種が生まれるダリア。ここで、小木曽さんから田原アナにクイズです。
小木曽さん
「ダリアの増やし方って知っていますか?」
田原アナ
「増やし方ですか?すいません、存じ上げないです」
小木曽さん
「では、この中から選んでください」
田原アナ
「クイズですか?」
小木曽さん
「はい」
田原アナ
「ダリアの増やし方はどれ?」
小木曽さん
「1番、種をまく。2番、株分け。3番、芽を挿す。どれだと思いますか?」
田原アナ
「難しい!でもさっきちょっとチラッと球根というワードが聞こえてきた気がするので、2番の株分けにします!」
小木曽さん
「では正解ですが…全部正解なんです」
田原アナ
「全部正解なんですか?びっくりした!」
小木曽さん
「種をまく場合には新しい品種を作る時に種からまきます。株分けと芽を挿す時には同じ種のものを保存するために球根、芽を挿します」
同じ品種を増やす方法にも違いがあります。根のかたまりを切り分け、翌年につなぐのが「株分け」。
若い芽を土に挿し、効率よく数を増やすのが「挿し芽」です。
新品種に命名おいつかず
品種改良によって、全国各地で次々と新しい品種が生まれているダリア。実は、そのスピードに「あるもの」が追いついていないそうです。
田原アナ
「このダリアもすごくきれいですね。色がすごい好みです。このダリアは何という名前の品種のダリアなんですか?」
小木曽さん
「実はまだ名前がついていないお花なんです」
田原アナ
「え?名前がついていないんですか?どういうことですか?」
小木曽さん
「ダリアって次々と新しい品種が生まれてくるので命名が追いついていないというのが現状です」
田原アナ
「それほどすごいスピード感で新しい品種が生まれているということなんですね」
小木曽さん
「そういうことです。町田ダリア園では100種くらい、まだ名前がついていない品種があります」
さらに園内を見ていると、田原アナが別の一輪に目を留めました。
田原アナ
「あのダリアもすごく可愛いですね。ピンクの」
小木曽さん
「とても可愛い花なんですけれども、実はこれ、今年、町田で生まれたダリアです」
田原アナ
「今年!」
小木曽さん
「はい。来園者の方に名前をつけていただいているんです」
田原アナ
「これですね!ダリアに名前をつけよう!と書いてあります」
小木曽さん
「田原さんもよかったらぜひ名前をつけてみませんか」
田原アナ
「え?いいんですか?じゃあちょっとぜひ!」
華道歴9年、花好きの田原アナウンサー。張り切って考えた名前は何でしょうか。
田原アナ
「できました!行きます!ジャン!『グッド!ブルーム』!どうでしょうか?グッド!ブルーム。番組名のグッド!を入れてみました。ブルームは英語で花が咲くという意味ですので、グッドな朝を咲かせる花、という意味を込めて名付けてみました」
小木曽さん
「素晴らしいです」
田原アナ
「大丈夫ですか?ではこれで応募させていただきます!」
「グッド!ブルーム」を名前の候補として応募しました。寄せられた案の中から、町田ダリア園のスタッフによる投票で正式な名前が決まります。果たして選ばれるのでしょうか。
(「グッド!モーニング」2026年9月29日放送分より)
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