新たな倒木防げ シロアリ探知犬サラとアリス奮闘 人間の1000万倍の嗅覚で見つける

新たな倒木防げ シロアリ探知犬サラとアリス奮闘 人間の1000万倍の嗅覚で見つける
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 相次ぐ大雨や台風で、倒木による被害が広がった千葉県。新たな被害を未然に防ごうと、自治体が対策に乗り出しています。活躍しているのは特別な訓練を受けた犬たちです。

【画像】シロアリ探知 2匹のビーグル犬が大活躍

豪雨・台風で倒木相次ぐ 未然に防ぐシロアリ探知犬

 車から降りてきた2匹のビーグル犬。大雨による、ある被害を事前に防いでくれる、賢い犬なのです。

爪痕が残る千葉県
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 8月の豪雨、そして先月の台風と、激しい雨に見舞われた千葉県では今もなお、爪痕が残っています。

 千葉県全域で土砂や倒木を理由とした通行止めは48件(10日時点)。倒木により、未だ電力を絶たれている地域もあります。

 「強風」や「樹木の老齢化」など、倒木には様々な理由がありますが、シロアリも原因の一つとして注目されています。

ヒノキの切り株
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樹木医 吉岡賢人さん
「こちらのヒノキの切り株なのですが、枯れてしまった原因について樹木医で調査をしていたところ、シロアリによる被害という可能性が浮上してきました」

 千葉県富里市の公園。園内にあるおよそ700本の樹木のうち6本ほどから、シロアリの食害の跡が発見されました。

 樹木医の吉岡さんによると、今回みつかったヤマトシロアリは、本来、水分が豊富な場所でしか生息できないといいます。しかし、大雨によって切り株などで大繁殖したことで、シロアリが木の傷口から侵入したのではないかと話します。

シロアリが木の傷口から侵入か
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吉岡さん
「ここがシロアリによる被害。もしくは病原菌による被害。多分両方だと思うんですが、同時進行して空洞ができている。最終的にこういう状況になると、木がこの部分から折損して倒れる被害が発生する可能性がある」

想定外の場所からも

 しかし、公園では大切な木をむやみに切り倒すわけにもいきません。木を傷つけず、シロアリによる被害を食い止めるための“お助けマン”として、あの2匹がやってきたのです。

2匹のビーグル犬
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 2匹のビーグル犬は、シロアリ探知犬のサラとアリスです。人間の1000万倍とも言われる嗅覚(きゅうかく)を生かし、シロアリが発する匂いを探知、3メートル先の地中にいるにおいも逃さないといいます。

木の周りを歩いていたサラが…
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 早速調査を開始すると、木の周りを歩いていたサラが突然座り込み、首を縦に振ります。

 調査を開始してわずか数分でシロアリの反応を発見。樹木医チームが反応のあった場所で地面を掘ると、シロアリが姿を現しました。

「女王に近い存在なんじゃないですか」
「ニンフ(幼虫)みたいな?」

想定していなかった場所からも
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 見つかったのは通常の個体より大きく、背中に筋のある個体。巣の中心が近くにある可能性もあります。この間にも次々と木を調査していくサラとアリス。もともと想定していなかった場所からも反応が出ました。

 調査の結果を受けて公園の管理を任されている市の職員は、このように話します。

「なかなか目視では分からない」
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富里市 商工観光課
林田利之さん

「思った以上にシロアリがいることが分かりまして、なかなか目視では分からないので、今後もこれを受けて引き続き調査に協力いただければと思います」

 今回の調査でシロアリが見つかった木は早期の発見で、薬剤による対処が可能になったといいます。市は今後もサラとアリスに依頼し、公園の木を管理していく方針です。

(「グッド!モーニング」2026年10月11日放送分より)

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