闇市場で個人情報売買の実態 なぜ流出急増?AI悪用か サイバー攻撃1日1500万回超え

闇市場で個人情報売買の実態 なぜ流出急増?AI悪用か サイバー攻撃1日1500万回超え
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 この週末も国内の企業や自治体を狙った不正アクセスが相次いで情報漏洩(ろうえい)の被害が広がっています。流出した個人情報が闇の市場で売買される実態も見えてきています。

【画像】流出した個人情報が売買…「闇の市場」ダークウェブ

旅行予約サイトで1464万件

相次ぐ情報流出
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 東京・秋葉原で10月10日、東京・渋谷で10月11日に取材しました。

会社員(20代)
「『Skyticket』から(情報流出の知らせが)初めて来ましたね」

会社員(20代)
「実際に詐欺みたいなメールが来ることはないんで、まだ。(詐欺メールなどが)来た時に怖いなとは思いますね」

パート(40代)
「『えきねっと』ですね、JR東日本。情報を抜かれて、どこかで悪用されているんじゃないかなって、不安になりました」

JR東日本グループとJR九州
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 先週末、JR東日本グループやJR九州では、メールアドレスなどが漏洩した可能性があると発表しました。

旅行予約サイト「Skyticket」運営のアドベンチャー
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 旅行予約サイト「Skyticket」を運営するアドベンチャーは、約1464万件の個人情報そのうち約413万件では、ログインパスワードも流出したと発表しました。

闇市場で個人情報売買

 果たして流出した情報の行方は?取材を進めると、日々、世界中で売買されている実態が見えてきました。

ノートンライフロック
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 世界有数の消費者向けサイバーセキュリティーブランド「ノートン」では製品向上のため、流出した情報の調査・分析を専門のチームが行っています。

ノートンライフロック 鴇田宣一さん
「ダークウェブ上にショッピングサイトがあるんですね。そこで(個人情報が)売買されていると」

「闇の市場」
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 特殊な方法でしかアクセスできない匿名のインターネット空間「ダークウェブ」。流出した個人情報などが売買される「闇の市場」ともいわれています。

「ログインをすると、このような形で購入サイトに。個人情報だったりとかが購入できる」

 この日は、調査チームのリサーチをもとに、実際にダークウェブに入ると、たくさんの流出情報がありました。中には今月のものもありました。

「オーストラリアのパスポートの画像もありますので。これはオーストラリアの個人情報ということですか。100米ドルになっていますね。発売されたのは今月1日になっていますね」

海外のIDカードも
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 さらに、日本のマイナンバーカードにあたる海外のIDカードもありました。

「すごいですね。各国の…フィンランド、オーストリア、ベルギー」

57万人分メアドが10ドルで

 日本の情報も売られていました。

「Eメールとパスポートですね」

日本から流出したとみられるメアドとパスポート情報
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 販売されていたのは、日本から流出したとみられるメールアドレスとパスポート情報です。メールアドレスのほうをクリックすると…。

「これはですね、Eメールのリストだと思います。すでに2件売れていますね」

 流出した57万人分のメールアドレスが、約10ドルで販売されていました。

流出した57万人分メアドが約10ドルで販売
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 さらに確認作業を進めたところ、誰もが知る日本のブランドもありました。

「きのう見ていないから、きょう(掲載された)かもしれない。何かのプレミアムアカウントだね」

 同席した別のスタッフが調べた結果…。

「ビデオストリーミングサービスですか。そのアカウントが販売されているということですね。注目したいのはアンゴラ、アフリカから販売されている。世界中がつながっているということですね。経由地だとは思うんですけど」

突如、接続が途切れる
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 その後もしばらく確認作業を続けていると突如、接続が途切れました。

「ダメだ。タイムアウトになっちゃいました」
「チェックだけして購入しないとなると、『捜査機関かもしれない』ということでブロックする可能性もありますので。アクセスしているだけで(サイバー)攻撃を受ける可能性が高いので」

 ダークウェブは、閲覧者の個人情報が盗まれる可能性もあるといいます。

なぜ急増? AI悪用か

 さらに取材を進めると、個人情報の盗み方にある変化が起きているといいます。

日本ハッカー協会 杉浦隆幸代表理事
「普通にAIに聞いているだけだと思います」

プログラムの脆弱性を見つけるAIを使用か
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 サイバー攻撃の被害を防ぐ活動を行う団体で代表を務める杉浦さんは、プログラムの脆弱(ぜいじゃく)性を見つけるAIを使っている可能性が高いと指摘します。

「AIでこのぐらい脆弱性が見つかりましたよという報告をして、セキュリティーを向上するためにやっていることが多いんですが、それ(AI)を使って攻撃を始めている人が増えたということ」

世界から1日1500万回超も

 AIの進化で、今や膨大な数の攻撃が迫ってきています。

企業のウェブサイトを狙った攻撃を分析・遮断するシステム
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 企業のウェブサイトを狙った攻撃を分析・遮断するシステムを運用するセキュリティー会社によると…。

サイバーセキュリティクラウド
渡辺洋司代表取締役

「直近15分の世界中から日本に来ている攻撃を可視化している画面になります。1秒間に135回とかの攻撃が来ている。全然(攻撃が)ない時間というのはほぼなくて、常に来ているような状態です」

世界各国から日本へサイバー攻撃
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 世界各国から日本に向かって飛んでくるサイバー攻撃。途切れることなく続いていることが分かります。

「(Q.見ていると、結構左側(欧州側)から(攻撃が)多いなと思うんですけど?)実際この短期間で言うと、ヨーロッパから来ている部分というのは、我々の観測のデータから言うと多いです。我々の四半期ごとのレポートとかでは中国、アメリカ、ロシアみたいなところはよく出てくるんですけど、ここは結構入れ替わりながらという状態」

攻撃数は今年に入って増加
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 攻撃数は今年に入って増加していて、特に9月に入ってからは跳ね上がっています。

 9月は、1日あたり平均で約1510万回もの攻撃が日本全国の企業で検知されました。

「AIの力を借りて、サイバー攻撃を実行するというのができるようになってきているので、増えざるを得ない状態だなと」

(2026年10月12日放送分より)

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