
「予算カット」発言が波紋を広げる簗和生農林水産大臣の問題。これを抱えながら国会で本格論戦が始まるのを前に、コメ農家からは農業政策停滞への不安の声も上がっています。
【画像】千葉・印旛沼の堤防決壊で冠水した田んぼ 稲の約7割収穫できず
省内に「簗大臣お支えチーム」?
収束する気配の見えない簗農水大臣の「予算カット」発言を巡る問題。
「私の発言を撤回し、皆様に深くおわびをいたします」(5日)
発言を撤回し謝罪しましたが、自民党内からも説明責任を果たすよう求める声が相次いでいます。
野党は攻勢を強めています。与党が過半数に満たない参議院では、立憲民主党を中心に野党6党が簗大臣に対する問責決議案の提出を検討しています。
13日から国会で本格論戦が始まるのを前に、農水省内ではある動きがありました。
朝日新聞によると、簗大臣の国会答弁や報道対応を強化するため、農水省内に「簗大臣お支えチーム」が内々に立ち上げられたということです。ただ、省内からは「勤務時間中に本来業務そっちのけでやるべきことか」と疑問の声も上がっています。
“農政停滞”コメ農家不安
コメの価格が大幅に下落する中、備蓄米の買い戻しや消費税減税に伴う農家支援など、山積する農業政策の課題。農家からは「農政が停滞しないか」と不安の声が上がっています。
泥をかぶり、収穫できなかった稲穂を無念の思いで見つめるのは、千葉県栄町のコメ農家・薄田一男さんです。
3週間前の台風で印旛沼の堤防が決壊し、田んぼが冠水。7割近くの稲が収穫できませんでした。
「悲しいですよ、こういう姿を見ると。このために一生懸命、春からやってきているのに」
トラクターやコンバインなどの農機具も水につかり、壊れていた場合、被害額は3000万円以上に上るということです。
「力のない人のために…」
そんな中で起きた、農業政策のかじ取り役である簗大臣の騒動。薄田さん親子の目には、どう映っているのでしょうか。
薄田直樹さん
「今回の水害のことや農業の話をする時間が、その(発言の)ことに時間が使われて、後回しにされないかというのが…。辞任するなら辞任するで決めてもらって、実働をちゃんとやってほしい」
薄田一男さん
「国会で追及されて答弁ばかりでは、私らのことを考える余裕はない。力のない人のためになってほしい」
(「グッド!モーニング」2026年10月13日放送分より)
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