
AIの開発競争が激化する中、データセンターの建設が国内で相次いでいます。千葉県の印西市では、駅前の商業施設に新たに建設する計画が浮上し、波紋が広がっています。
【画像】「データセンター銀座」とも…空いたスペースに2棟の建設計画
新設計画に住民説明会が紛糾
住民
「データセンターしか需要がない街に、僕たちの子ども、30年後、50年後、この街をどうしたいんですか。箱ものだけが残る街。そんな街に僕たちはしたくないんですよ」(住民説明会の音声)
「データセンター銀座」とも呼ばれ、国内有数の集積地となっている千葉県印西市。データセンターの建設を巡り新たな火種が…。
駅の目の前にある施設で、新しいデータセンターの建設案が浮上しています。
施設の事業者から持ち上がったのは、大きな観覧車が目印の駅前ショッピングモールの敷地内にデータセンターを建設する計画。
事業者などの資料によると、今の商業区域を集約し、空いたスペースにデータセンター2棟の建設を計画しています。
11日、市などが住民に対する説明会を開きました。多くの住民が詰めかけ、列ができていました。想定を超える応募数に、市は急きょ会場を大きな体育館に変更したということです。
騒音は?排熱は?住民の声
2日間で600人近くが集まったという住民説明会。番組は、会場内の音声を入手しました。
市の担当者
「手続きとしては、大変異例ではございますけれども、計画段階から対話を重ねていくことが重要であるというふうに考えています」
住民
「駅前の一丁目一番地に、そもそも建てる必要があるのか。(市の集計で)90%を超える人が駅周辺のデータセンター整備には、否定的という答えがすでに出ていると思うんですね」
市の担当者
「(住民の)ご意見も否定的なご意見がほとんどだと思っています。一方で、商業施設をいかに維持継続していくかということも、市も重要視しています。結論というのは、市としてはまだ出していない。本当にニュートラルな状況でございます」
説明会に参加した住民の反応はさまざまです。
住民(40代)
「印西市は『子育てしやすい街』とうたっている以上、子どもにとって優しくなければいけないし。わざわざ駅近くに作らなくていいと思う。母親目線で見ると、ちょっと心配」
住民(20代)
「よく言われているような騒音とか排熱とか、そういったところがクリアできているのであれば、問題ないんじゃないかなと思っています」
商業施設の目の前に住む住民(70代)は、こう話します。
「事業者の説明では、このマンションの外壁からデータセンターの外壁まで約50メートル離してあると。住居とマンションに隣接している。どうしてデータセンターを作らなくてはいけないのかと」
隣駅でもDC建設計画が浮上
印西市では、今回の問題の隣の駅でもデータセンターの建設計画が浮上し、景観や排熱の影響を心配する住民が反対運動を起こしています。
市議会は去年、「駅周辺を除く場所にデータセンターを整備すべき」とする決議を可決。市が地域の規制の強化に向けて、地権者らと話し合いを進める中で今回の建設計画が浮上しました。
事業者側は、商業施設の老朽化やテナントからの賃料収入の伸び悩みなどが再開発の理由とし、データセンターの稼働によって得られる収益の一部を商業施設の再整備に活用すると説明しています。
(「グッド!モーニング」2026年10月13日放送分より)
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