高市総理「本当にダサい」簗大臣の“進退”めぐり発言に変化

高市総理「本当にダサい」簗大臣の“進退”めぐり発言に変化
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国会では13日から予算委員会が始まりました。野党は簗農水大臣への追及を繰り返しましたが、その簗大臣に対する高市総理の発言に変化が出ています。これまでは「働いて仕事で返せと言っている」として続投させる意向を示していましたが、13日は続投の是非について「しっかり考えさせていただく」と答弁しました。

【画像や動画】簗農水大臣“予算カット”発言 高市総理「本当にダサい」 情報まとめ

「本当にダサい」進退判断に含み

自民党 田村憲久元厚労大臣
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高市内閣の全ての閣僚が出席する予算委員会。自身を支持しない自治体の道路予算を「カットした」と発言した簗大臣に質問が相次ぎました。

自民党 田村憲久元厚労大臣
「選挙に負けた地域だから、首長が応援してくれなかったからなどというようなことで、予算を削減するなんてことを政治家がするのは信じられない。あり得ない話」

簗和生農水大臣
「発言をしたことに対して改めて撤回し、不適切であったことを真摯に受け止めて、おわびを申し上げたい」

簗和生農水大臣
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予算を所管する国交省に対して減額するよう求めたことは「一切ない」というのが簗大臣の主張。高市総理は発言は軽率だったとしながらも、問題のある事態には至っていないという考えを改めて示しました。

高市早苗総理大臣
「簗大臣が何かを問い合わせたから予算が減ったわけでもなく、増えたわけでもない。『増やせ』と要求もしてなければ『減らせ』と要求もしていない。何にもやってなかったわけです。何もやってないのに、地元で自分を大きく見せようとした。その発言は大変、軽はずみであったと思うし、やっちゃいけないこと」

進退の判断に含み
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一方で、変化したこともあります。9日の本会議で、高市総理は簗大臣を続投させる方針を明確にしていました。

高市早苗総理大臣
「私としては、簗大臣には説明責任を果たした上で、農林水産行政に関する豊富な知識と政策構築力を生かして、人一倍働いてほしい」

ところが、三連休を経た13日の予算委員会では突然、進退の判断に含みを持たせた発言が飛び出します。

高市早苗総理大臣
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高市早苗総理大臣
「簗大臣の地元での発言は事実であるとしたら、本当に不適切なもので、本当にダサい。その人が行政の運営をしていっていいのかどうかも含めて、しっかりと考えさせていただきますが、まずは自らの口でしっかりと説明責任を果たしてもらいたい。これがまずやってもらいたいことです」

民主改革の会 長妻昭衆院議員
「総理、答弁を変えられたような気がしたんですが。簗さんに大臣を続けさせるとまだ判断していないような、宙ぶらりんのご判断の状況ということでよろしいんですか」

民主改革の会 長妻昭衆院議員
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高市早苗総理大臣
「新たにシャトルバスの話とか、そういったことが出てきました。公職選挙法違反と断定できるか、私には判断できません。事実関係の全容が見えません。事実関係の全容をしっかり見なきゃいけない」

簗大臣“新たな問題”も

収支報告書
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遡ること9カ月。衆院選の公示にあたって出陣式を開催した簗大臣は、シャトルバスを手配しています。収支報告書に記載された費用は約23万円。このバスに、支持者は無料で乗ることができました。送迎は2024年の衆院選でも行われていたといいます。出陣式に参加した簗陣営の関係者に話を聞きました。

簗陣営の関係者
「もう手慣れた形というか、毎回同じような形でやっていたと思うので、乗る方もそういうものだと思って乗っていたという感じ。当日は何の違和感もなく、当たり前のように乗ってた」

簗陣営の関係者
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しかし、バスでの送迎は公職選挙法が規制する「有権者への利益供与」にあたる可能性があります。

自民党 田村憲久元厚労大臣
「出陣式の会場まで有権者を無料シャトルバスで輸送した。そのようなことがあったとすれば、どのような理由でやったのか」

簗和生農水大臣
「寒い夜の中、移動いただくのは大変な負担になって。また、移動できないということも想定をされましたので、そうした人道上の観点もあってシャトルバスを用意した。出陣式の開催場所には来ていただいた方ですので、そこまで何か運ぶことに対して、何かやったということではありません。会場費の一部として認識をして、会場運営上不可欠なものであるという認識のもと、利益供与や寄付を行ったことでは一切ございません。法令にのっとり適切に対処しているという認識」

自民党 田村憲久元厚労大臣
「それは選管等にも確認をしたのか」

簗和生農水大臣
「スタッフが選挙管理委員会に、バスを借り上げる前に確認をして“会場費の一部として計上するもの”といった回答を踏まえて、そのように計上したと報告を受けています」

しかし、栃木県の選挙管理委員会に確認すると…。

栃木県選挙管理委員会
「問い合わせの有無は記録に残っていないが、『適法か違法か』と問い合わせられて『問題ない』と答えることは絶対にない。『控えてください』と答える。総務省も明確に『利益供与になる』と判断している」

栃木県選挙管理委員会
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民主改革の会 山岡達丸衆院議員
「今、私の手元には選挙関係実例判例集というものがありますが、候補者が個人演説会を聞いてもらうために有権者をバスで会場まで運ぶことはどうか『公選法の第221条の利益供与となる』はっきり書かれています」

簗和生農水大臣
「利益供与や寄付にあたらないという趣旨で照会をかけて、それをもとに、この対応を取ったとスタッフから報告を受けています」

このやり取りの後、予算委員会は休憩へ。簗大臣は木原官房長官に呼ばれ、しばらく話し込んでいました。

予算委員会では「全容が見えない」と発言していた高市総理。13日夜、簗大臣から直接事情を聴くと説明しました。

高市早苗総理大臣
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高市早苗総理大臣
「まず今日新たに出てきた質問もございましたので、その内容について今夜中に電話なりで報告をまず受けたい。明日の予算委後、もしも会えれば、しっかりと話を聞きたい。シャトルバスの話は初めて、予算委のやり取りを私も聞いたので、電話でまず報告を受けようと予定しています」

簗大臣の“進退”めぐり変化も

官邸キャップの千々岩森生記者に話を聞きます。

(Q.簗大臣についての厳しい発言をどう捉えたらいいですか)

官邸キャップ 千々岩森生記者
「高市総理が簗大臣の更迭を含めて、進退を本格的に検討する段階に入ったという意味です。一連の報道が始まってすでに2週間近くになりますが“ついに”なのか“ようやく”なのか、フェーズは明らかに変わりました。総理の説明をそのまま受け取れば、予算カット発言ではなく、シャトルバス問題の方で認識を変えたようです。13日の予算委員会では『仮に違法性があれば躊躇(ちゅうちょ)しない』とまで述べています。これに加えて、自民党内の厳しい雰囲気や、野党が問責決議案の提出を検討していること、政権を取り巻く状況が日に日に悪化していることも変化の理由だと思います」

簗大臣の“進退”めぐり変化も
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(Q.高市総理は簗大臣について、13日夜に電話で話す、14日には会いたいと言っていますが、どういうことですか)

官邸キャップ 千々岩森生記者
「不思議なのは、高市総理はシャトルバスをめぐって『今日新しい問題が出てきた』という主旨の答弁を繰り返しました。しかし、この問題は7日から報じられていて、新しくもなんともない。簗大臣も先週からずっと対応に追われています。この間、聞き取りはどうなっていたのか。周囲から総理への報告はどうなっていたのか。不祥事対応において、過去の政権ではあまり見ない、逆の意味でのスピード感という印象です。自民党内では複数の閣僚経験者から『対応がぬるすぎる』とか『もう手遅れで、世論が高市総理を見放してしまう』と嘆く声まで出ています。総理の説明を素直に解釈すれば、予算カット発言では更迭する必要はない。シャトルバス問題は違法性があれば更迭、逆に言えば違法性がなければ続投というのが、現状での整理のようです」

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