将棋の伊藤匠王座(叡王、24)に広瀬章人九段(39)が挑戦する第73期王座戦五番勝負第4局が10月14日、兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」で対局を開始した。本局の先手番は伊藤王座。
対局直前の10月10日に24歳の誕生日を迎えたばかりの伊藤王座がシリーズ成績2勝1敗とリードして迎える大一番は、自身初となるタイトル防衛を一気に決めるのか、後がなくなったカド番の広瀬九段が巻き返してタイに戻し最終局へ持ち込むのか、注目の対局がスタートした。
本シリーズは、第1局で挑戦者の広瀬九段が先勝したものの、続く第2局では広瀬九段が優勢に進めていた終盤で痛恨の誤算が生じ、伊藤王座が絶望的な局面から冷静に反撃して劇的な逆転勝利を収め、タイに戻した。
さらに北海道ニセコ町で行われた第3局では、相掛かりの超急戦から午前中に千日手模様となる緊迫した展開を迎えたが、昼食休憩明けに先手の広瀬九段が局面の打開を選択したのに対し、伊藤王座が圧巻の研究の深さを発揮して正確無比に応戦し、100手で完勝を収めて2勝1敗とリードを広げた。
誕生日の節目を経て24歳として臨む初対局で初防衛への“王手”をかける伊藤王座が勢いのまま押し切るか、カド番に追い込まれた百戦錬磨の広瀬九段が意地を見せて最終局へ持ち込むか。持ち時間は各5時間の1日制。秋の神戸を舞台に繰り広げられる最高峰の激闘のゆくえに注目が集まっている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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