高市総理大臣は15日、辞任する簗農林水産大臣の後任に、自民党の武部新氏を起用することを明らかにした。国会開会直後の異例の交代劇となるが、高市総理は武部氏の農政への手腕を高く評価し、「即戦力として選んだ」と強調した。
【映像】高市総理が武部新氏についてコメントした瞬間(実際の様子)
総理官邸で取材に応じた高市総理は、武部氏の起用理由について「これまで農林水産副大臣として活躍し、政調会でも農林部会長や水産総合調査会長を務めるなど、農林水産行政に精通している人物だ」と説明。「即戦力として国会対応も含めて活躍していただけると判断した」と語った。
また、武部氏にはすでに指示を出したと明かし、「食料安全保障の強化に加え、植物工場や陸上養殖、衛生状況のAI解析といった『フードテック』などの新技術を活用した農林水産業の強化に取り組んでほしい」と要請。さらに「日本の優れた農林水産品や食品の販路を開拓し、海外に展開していくことは、いざという時に国内消費に回せるため食料自給率の向上にもつながる」と述べ、日本の農水産業のさらなる発展と輸出拡大に期待を寄せた。
前任の簗氏が公職選挙法違反疑惑などで辞任に至ったことを受け、記者から新大臣への「国民の信頼回復に向けた期待」を問われると、高市総理は「むしろ農林水産行政が遅滞なく進み、新たな展開が開けていく。日本の農林水産業、食品産業のすごさを見せていくために全力を尽くしていただくことだと思っている」と前を向いた。
武部氏は、自民党幹事長や農水大臣を歴任した父・勤氏の地盤を継ぎ、2012年の衆院選で初当選。これまで農水副大臣や文科副大臣などを務め、今回が初入閣となる。武部氏は15日夕方、皇居での認証式を経て正式に新農水大臣に就任する。
(ABEMA NEWS)

