
クマに襲われ、眼球破裂の重傷です。秋になって各地でクマの被害が相次いでいます。この時期は特に警戒が必要だと専門家は話しています。
【画像】公園内に設置されたセンサーカメラに映るクマ 神奈川・秦野市
玄関前で襲われ“眼球破裂”
愛知県内の住宅の近くに現れたクマ。体長は、約1メートル20センチ、成獣とみられます。
クマが前脚を使って倒したのは、住宅からわずか30メートルほどの裏山に設置された養蜂箱です。
新城市 農業課
松山元晃課長
「ミツバチの養蜂箱を設置している人が、毎日被害に遭っていると。個人でカメラを据えて、10月7日~13日まで7日間連続で出没が確認されている」
先週から、7日連続で出没しているといいます。
「この場所で連日確認している個体は、同一個体と思っている。先日、養蜂箱の撤去、周辺の柿の実の撤去を所有者と実施」
同じ愛知県の豊田市でも、13日、養蜂箱が荒らされているのが見つかり、近くでは親子のクマが目撃されています。
市内では、今月、クマの目撃情報が相次いでいます。3日深夜には、クマが道路に現れ、住宅のほうへ向かっていく姿が捉えられていました。
住民が自宅の前でクマに襲われる被害も出ています。
襲われた男性を見た人
「見てびっくりした、血だらけで」
今月11日の午前7時半前、59歳の会社員の男性が自宅の玄関前で作業していたところ、目の前にクマが現れます。男性はクマに襲われ、右目の眼球が破裂するなど、大けがをしました。
周辺の果樹には、クマのものとみられる爪痕が。男性を襲ったクマは見つかっていません。
危険な「飽食期」
今月に入り、全国各地でクマの出没が続いています。
宮城県気仙沼市では、今月6日から12日までの1週間に、市街地で11件クマの目撃がありました。
近隣住民
「警戒は強めたい。外での作業が心配。やっぱり怖い」
宮城県は、気仙沼市に「クマ出没警報」を発令し、注意を呼び掛けています。
さらに、首都圏でもクマの目撃情報が。現場は、神奈川県秦野市の市街地に隣接する山です。住宅街から近く、秋が深まるこれからの時期は、人気の紅葉スポットとして多くの登山客が訪れます。
クマが目撃されたのは、山の中にある公園の近くです。
秦野市
農業支援・鳥獣対策担当
久保田勝之担当課長
「10月11日と12日に連続して権現山展望台付近で目撃情報」
13日朝、公園内にセンサーカメラを設置すると、午後7時すぎ、クマ1頭が撮影されました。クマの体長は、約1~1.2メートルとみられます。
「こちらが権現山展望台に通じる入り口。啓発看板を掲示して立ち入りの対応をしている」
「私がきのう事前調査のため現地に入った。足元にドングリの実が多く落ちていて、こういうものを目的にこの辺りを徘徊(はいかい)していると考えられる」
登山客
「怖い。鈴を持って歩きながら、時々声を出しながら(登山)」
「10月は特に注意が必要な時期」と、専門家は警鐘を鳴らします。
クマの生態に詳しい
岩手大学農学部 山内貴義准教授
「いわゆる飽食期。食欲の秋。クマも同じで栄養価の高い物を大量に食べて、冬眠に向けて脂肪をいっぱい蓄えている時期。人里近く、街中が生息域の一部になっている個体が増えたので、人慣れした個体が恒常的に出ている。常態化している」
(2026年10月15日放送分より)
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