
15日、新しい農水大臣に就任した武部新衆院議員は、自民党幹事長などを歴任した武部勤さんの長男で、高市総理は即戦力と期待します。一方、辞任した簗前大臣の説明責任も引き続き残ったままです。
【画像】武部新農水大臣(56)初入閣 父は元幹事長 なお残る簗氏の説明責任
簗氏の後任…父は元幹事長
一夜明け、高市総理が再び会見しました。

高市早苗総理大臣
「簗大臣の後任となる農林水産大臣につきましては、武部新衆院議員にお願いをすることと致しました。本日この後、所定の手続きを行います」

「予算カット」発言を皮切りに、辞任に至った簗前農水大臣。その後任を一晩で選んだ決め手は。

高市早苗総理大臣
「武部新議員は、これまで農林水産副大臣としても活躍し、農林水産行政には精通している人物でございます。即戦力として、国会対応も含め活躍をしていただける」
簗氏に代わって任命された、武部新農水大臣。初入閣ですが、親子2代で農水大臣を務めることになります。新氏の父親は、元自民党幹事長の武部勤氏です。農水大臣経験者でもあります。幹事長時代には、小泉総理の下、郵政選挙の指揮を執り、党を歴史的な大勝に導きました。こんなフレーズも一躍有名に。

自民党 武部勤幹事長(2005年当時)
「小泉総理大臣にとって偉大なるイエスマン。偉大なるイエスマン。単なるイエスマンではないんです」
新氏は、父・勤氏から地盤を引き継ぎ、2012年に初当選。その後、連続6回、当選しています。父親に入閣を報告し、こう言われたといいます。

武部新農水大臣
「大変厳しい局面で農林水産大臣になることは大変だろうけど頑張れと。親子続けて農林水産大臣になったことは大変喜んでいました」
そして、大臣としての初めての会見が農水省で行われました。

武部新農水大臣
「簗大臣の発言等については、あってはならない発言だと思いますし、簗前大臣についても猛省をされていると思います。この発言も含めて、我々はしっかりと農林水産行政を公平性・透明性を持って推進していくことが、生産者の皆様方、あるいは消費者の皆様方の信頼を回復していくことにつながっていくんだろうと思います。公平・透明・信頼を回復するために、先頭に立ってまいりたいと思います」
なお残る簗氏の説明責任
大臣は代わりましたが、問題はまだ尾を引いています。

簗和生氏
(Q.4週間での辞任をどう受け止めている)
「すみません。今、辞意をお伝えしたということで、こういった形で皆さまにお伝えさせていただければ」
投票依頼の電話掛けへの報酬支払い疑惑に、出陣式でのシャトルバス無料送迎といった、公職選挙法違反の疑いは晴れていません。

自民党 鈴木俊一幹事長
「まだ国会においても十分な説明はなされないで今日に至ってしまった。政治家としての説明責任、これはまだ残っているのでは」
参議院では16日から予算委員会が開かれます。野党は高市総理の任命責任を追及する構えです。

立憲民主党 斎藤嘉隆国対委員長
「もちろん総理の任命責任は免れないというのは幾度も幾度も出ていますし、総理の説明を求めたい」
また、政府与党は、今国会の焦点の消費減税法案の審議を来週始めたい考えですが、野党側は、簗氏の追及に時間を要した分、集中審議を行うよう求めていて、辞任の余波は、今後のスケジュールにも影を落としています。
