

新潟県三条市の第三セクターが運営する『八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい』。自然の中で、温泉や食事を楽しむことができ市民に親しまれてきたこの施設は、先月25日から、休館していました。
【画像】6年で49件ずさんな衛生管理…新潟の温泉施設“レジオネラ菌”基準超えも停止せず

その理由が、基準値を上回るレジオネラ菌が検出されても、消毒のみで営業継続、毎日と定められた集毛機の清掃を1週間に1回などの不適切な衛生管理です。

三条市によりますと、先月上旬、利用者がレジオネラ症を発症しました。
保健所が立ち入り検査を行ったところ、浴槽の湯から基準値の200倍のレジオネラ菌が検出されました。
通常、温泉施設では、定期的に検査が行われ、問題があった場合は、一定期間使用を中止し、安全の確認を取ったうえで再開します。客が、安心して利用するためです。

しかし、この施設では、少なくとも6年にわたり、49件、基準を超えるレジオネラ菌が検出されたにもかかわらず、そのまま営業を続けていました。

いい湯らてい 椿保男支配人
「(Q.検出後のマニュアルは)あったんですけども、担当者の誤認というか認識不足。『これだったらいいだろう』と重大さが欠けていた。私も含めてですけど。(Q.基準値があるのは知っていた)申し訳なかった、わからなかった」
施設は、基準値を超えた際は、その浴槽を利用停止とする法令を把握していませんでした。
三条市の滝沢亮市長は、施設を運営する第三セクターの社長でもあります。

三条市 滝沢亮市長
「指定管理者において、衛生管理に関する必要な知識や認識が、十分ではなかったことに加え、不適切な取り扱いを共有・確認して、是正する仕組みが構築されていなかったことが、大きな要因」

『いい湯らてい』は、オープンした2000年から同じ団体が指定管理者を務めています。

三条市は、ほかにも不適切な衛生管理がなかったかなど、引き続き、調査し、原因がわかるまで営業を休止するとしています。
