
新潟県にある日帰り温泉施設が基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されていたにもかかわらず、少なくとも6年以上営業を続けていたことが分かりました。
【画像】新潟県景勝100選の1つ「八木ヶ鼻」を一望 三条市の大自然に囲まれた施設
重症化で死に至る恐れも
「自然に抱かれた癒しの湯」として、2000年に開業した日帰り温泉施設「いい湯らてい」。新潟県景勝100選の1つ「八木ヶ鼻」を一望できる大自然に囲まれた施設です。
運営を手がけるのは市の第三セクターで、代表は三条市の市長が務めています。
三条市 滝沢亮市長
「ご迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」
「今年の9月上旬、レジオネラ症を発症した方が罹患(りかん)前にいい湯らていを利用していたことが分かりました」
レジオネラ属菌は吸い込んで肺炎を引き起こすと重症化し、死に至る恐れもあります。
三条市 米持克広経済部長
「(Q.基準値自体は認識していたのか?)基準値自体は認識していた」
「(Q.基準値を超えた時の対応は認識していなかったのか?)その通りでございます」
市調査 ずさんな衛生管理
市の調査では、ずさんな衛生管理が明らかになりました。
本来2週間に1回行うべき配管の清掃は「3週間に1回」。毎日清掃する必要がある髪の毛などのごみ取り装置は「週に1回」。2週間に1回以上と定められた循環装置の塩素消毒も「3週間に1回」しか行われていませんでした。
滝沢市長
「9月17日に三条保健所が採水し、(基準値の)200倍が9月24日の三条保健所で結果が出た」
国の基準値の200倍の菌が検出されても施設の利用を中止せず、記録が残る2021年以降の6年間で49件の不適切な対応がありました。
関係者の聞き取りでは、それ以前も同様の対応が行われていたといいます。
滝沢市長
「長期間にわたり、不適切な衛生管理が続いていたこと、市長として極めて重く受け止め、深く反省しております。今後、原因を徹底して検証し、二度と同じことを起こさないよう改善を進めてまいります」
支配人は基準値を把握せず
この問題について「いい湯らてい」の椿保男支配人が取材に応じました。
「もし報告を受けたら、市と共有することはしていたと思うが、そういった話が上がってこなかったので、てっきり菌が検出されていない陰性のままだという認識でいた」
支配人は、レジオネラ属菌に基準値があることも把握していなかったといいます。
「(Q.検出された後の対応というのは?)認識不足というのがあり、事に対しての重大さが欠けていた。私も含めてですけど」
三条市は、衛生管理の実態解明と今後の対応が決まるまで施設の営業を休止する方針です。
(「グッド!モーニング」2026年10月16日放送分より)
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