
ウクライナによる大規模なドローン攻撃で、モスクワではすべての空港が一時閉鎖されました。一方、ロシア軍の国境付近の大規模なドローン発射基地が「完成間近」と報じられていて、情勢が緊迫化しています。
【画像】ロシア軍がジェットエンジンドローンの発射拠点を新たに建設
ドローン攻撃攻撃で空港閉鎖
モスクワやロシア南部では、16日未明から朝にかけて、ウクライナ軍の大規模なドローン攻撃が続き、空港の閉鎖でおよそ200便の民間機に欠航や遅れなどが生じました。
こうしたなか、アメリカの雑誌「アトランティック」は、ウクライナ軍当局者の話として、ロシアの空港を“まひ”させる作戦が、今後より激しくなると伝えています。
「M&Ms作戦」と名付けられた計画では、AI搭載の小型ドローンで防空網をよけ、空港施設への直接攻撃が検討されているということです。
ドローン発射基地“ほぼ完成”
一方、ロイター通信は、ロシア軍がジェットエンジンの付いたドローンの発射拠点を新たに建設し、近く稼働させる見通しだと報じました。
ウクライナとの国境付近で撮影された衛星画像を見ると、8月31日の時点では更地だった場所に、突如、複数の構造物が出現し、6週間後の今月11日には8本の線が現れました。
ロイター通信によりますと、軍事専門家の話として、これらの線はジェットエンジン付きのドローンを発射するための“レール”だと報じています。
時速およそ600キロで飛ぶジェットエンジン付きドローンは迎撃が難しいとされています。
この発射基地は完成間近で、1日に100機以上、発射できる可能性があるということです。
迎撃能力に懸念
ウクライナの防空システムを巡っては、深刻な事態も明らかになっています。
アメリカのスペースXがウクライナ軍に提供する衛星通信サービス「スターリンク」の通信制限です。
イーロン・マスク氏(SNS)
「速度や利用制限はトランプ大統領が決定する」
ウクライナを襲うロシアの無人機が、時速400キロ以上で飛んでくるのに対し、スターリンクを搭載したウクライナの高速ドローンには、時速70キロ程度にまで速度制限がかけられ、一定数の無人機が迎撃できなくなったということです。
ゼレンスキー大統領
「大切な『人』を守るツールが使えなくなり、非常に痛ましく、容認しがたい」
(「グッド!モーニング」2026年10月17日放送分より)
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