この日は、最も恐ろしいのは幽霊ではなく人間自身であるという「ヒトコワ」をテーマにトークが繰り広げられた。加護は当時、いつもライブ会場で応援してくれていたある女性ファンの存在を覚えていたという。しかし途中から様子がおかしくなり、掲げるボードの文字が「なんで無視するの」「こっち見なよ」と変化。「私に対して愛情じゃなくて憎しみみたいに変わってた」と振り返った。
ある日、生放送番組を終えて自宅マンションに帰ると、エントランス前でその女性ファンが泣いていた。マネージャーが駆けつけて理由を尋ねると、「加護ちゃんと会う約束をした」と主張。加護がテレビの生放送中に喋っていた言葉に合わせて「加護ちゃん今日行ってもいい?」「私に会ってくれる?」と、画面越しに一人で会話していたことが判明した。
マネージャーの説得後は姿を見せなくなったが、数ヶ月後に行われたシングルのミュージックビデオ撮影現場で事件が起きる。お客さん役のエキストラを動員したダンスシーンの撮影中、なんとその人群れの中にその女性ファンが居たという。「ここにいるぜぇ!」という楽曲の撮影中、「すごく怖い顔をしていて…」と鋭い目線で睨みつけられていたといい、接近を禁じられていたにもかかわらず、エキストラ会社を経由して潜入してきたファンの執念に、出演者陣は戦慄していた。
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