
貴重な秋晴れとなるこの週末。今年の秋の特徴といえるのが“異例の大混雑”です。猛暑を避け、お出かけのピークが夏から秋へシフトする中、各地で思わぬトラブルや異変が起きています。(10月17日OA「サタデーステーション」)
“50万人”殺到 花火大会も夏→秋へ
報告・布施宏倖アナウンサー (午後8時ごろ・大阪市)
「淀川花火大会、フィナーレを迎えています。大阪の夜空を盛大な花火が彩っています」
大阪の中心部を流れる淀川の河川敷で行われた「なにわ淀川花火大会」。 毎年約50万人の人出がある関西最大級の花火大会です。
観客の子ども
「最高でした。バンバン出てきた」
観客の女性
「思った100倍くらいきれい。こんな近くで見たことなかったので」
サタデーステーションは17日、全国で大混雑となったイベントや行楽地を取材。夏よりも秋を選んで旅行に出かけている、今年ならではの特徴が見えてきました。
秋開催となった花火大会 熱中症激減
報告・布施宏倖アナウンサー(大阪市・17日)
「時刻は午後3時を過ぎました。打ち上げ開始まで4時間というところなんですが、人がかなり増えてきています」
打ち上げの4時間前、淀川の河川敷は多くの人たちで埋め尽くされていました。
花火大会に訪れた家族
「子供もいるので、涼しい時期にやってくれるのはすごくありがたい」
「心配でしゃあないから、熱中症がね…」
実は「なにわ淀川花火大会」は2年前までは8月開催。大阪の「夏の風物詩」として定着していたイベントでした。しかし去年は万博の影響で10月開催に変更。
なにわ淀川花火大会・大野育生 広報委員長(大阪市・17日)
「涼しいので熱中症が去年の場合だったら激減するということで…。これまではけっこう熱中症、スタッフも熱中症になるんですけどね」
熱中症疑いで倒れる人が激減し、良い効果もみられたことなどから、今年も秋開催を決めました。
花火大会に訪れた家族
「秋(開催)に変わったと聞いたので来ました」
恒例の場所取りは子連れでも、“全く苦にならない”といいます。良いことづくめの秋開催、と思いきや、新たな“悩みの種”も…。
なにわ淀川花火大会・大野育生 広報委員長(大阪市・17日)
「(去年は)スコールみたいな形で、かなり激しい雨が降って、花火も途中で一部あがらなかった部分もあったりして、ちょっと混乱したかなと思いますね」
例年迷惑行為やマナーが問題に 今年は?
時間の経過とともに、花火大会会場には続々と人が集まってきています。
報告・布施宏倖アナウンサー(大阪市・17日)
「いまコーンを並べ始めて、交通規制を行い始めました」
打ち上げ1時間半前には会場近くの道路で交通規制が始まると、たちまち会場周辺は慌ただしさを増していきます。
警察
「逆走やめてください。逆走やめてください」
「通れない、通れない、通れない」
報告・布施宏倖アナウンサー(大阪市・17日)
「こちらの歩道も一方通行にするということでバリケードが張られています」
会場近くの橋の歩道が一方通行となり通れなくなった人たちが、困惑した顔で引き返していく様子も…。
打ち上げ直前 目を疑う光景に「諦めの声」
報告・布施宏倖アナウンサー(大阪市・17日)
「花火の打ち上げ開始まで1時間を切りました。さらに人が多くなりまして、この会場の端から端まですでに多くの人で賑わいを見せています」
河川敷は人でびっちりと埋め尽くされ、いまか、いまかと、打ち上げの時を待っています。そのころ会場の片隅では目を疑うような光景が広がっていました。
報告・小山瑠奈ディレクター(大阪市・17日)
「花火打ち上げ10分前ですが、有料席の女子トイレには長い行列ができています」
打ち上げ開始直前、女性用トイレには最後尾がわからないほどの大行列に…。並んでいる人からは諦めの声も…。
トイレに並んでいる人
「15分くらい待っています。最後のキレイなところ、席で見れたらいいかなと思っています」
そして、午後7時。
報告・布施宏倖アナウンサー
「今、花火が打ち上がりました。大阪の夜空を盛大に彩ります」
水面近くで花火が開き、 半円状に広がる「水中花火」。この花火大会の代名詞にもなっています。そして、午後8時すぎ、フィナーレを迎えました。
報告・布施宏倖アナウンサー
「今、花火が終わった直後なんですけれども、多くの人で出口付近が混雑していて、全く前に進めない状況となっています。かなり人と人との間隔も狭く、ぎゅうぎゅうになっています」
大会側は混雑緩和のため、 花火の終了後に1時間ほど待ってから帰るよう呼びかけていますが…。
報告・内田吾郎ディレクター
「皆さん、会場から一気に出てきましたね、端の方を見てみると、まだ外に出ることができない列ができているのがわかります」
帰り道も大混雑となっていました。
「見たことがない渋滞」早朝から“異例の大混雑”
一方、関東では早朝から“異例の大混雑”となっていた場所がありました。
報告・橘美耶ディレクター
「午前5時半ごろ、駐車場からあふれた車が10台以上並んでいます」
県の担当者も見たことがないという渋滞。ここは標高2172メートル、国道で最も標高が高い場所として知られている、群馬県の観光スポットです。
群馬県から来たカップル
「(自宅を)午前3時半に出て、1時間半かけて来た」
「(Q楽しみ?)寒すぎてそれどころじゃない」
気温は一桁。 秋を通り越したような寒さの中、ついに待望の瞬間が…
報告・橘美耶ディレクター
「午前6時、山がきれいに照らされています」
この時期だけ楽しむことができる、朝焼けと紅葉の競演。条件が揃えば、雲海から日が昇る様子も撮影できます。
千葉県から来た男性
「初めて来ました。絶景の一言で、それ以上の言葉が見つかりません」
にぎわう山レジャー“新たな脅威”も
一方で、今年の秋ならではの“山の脅威”にも注意が必要です。東京の高尾山で登山中の親子に話を聞いていた時でした。男の子が何かに気付きます。
子ども
「ねえ」
父親
「何見つけたの?おっ、あれ本当にキノコっぽいね、赤い」
見つけたのは、「カエンタケ」とみられるキノコ。触れただけで皮膚がただれる猛毒を持っています。さらに…。
父親
「あっ!でかいのある、あっちに!あそこ」
すぐ隣には、さらに大きな、カエンタケとみられるキノコが、9本も生えていました。
高尾ビジターセンター 解説員 岡田拓海さん
「毎日のように除去しても、また発生するような日が繰り返し続いているような感じ」
今年は、先月の長雨が引き金となり、カエンタケが一斉に発生した可能性があると言います。
高尾ビジターセンター 解説員 岡田拓海さん
「見つけても触れたり近寄ったりしないように、気をつけていただければ」
