【これまでの経緯】フランス各地で“抗議デモ”が激化 マルセイユで24日のデモ全面禁止 公共交通は24時間全休 夜間外出も原則禁止へ

【これまでの経緯】フランス各地で“抗議デモ”が激化 マルセイユで24日のデモ全面禁止 公共交通は24時間全休 夜間外出も原則禁止へ
この記事の写真をみる(15枚)

 フランス各地の高校で生徒や教師らが教育環境の改善などを求めて抗議を続けるなか、17日、物価高対策などを求める大規模なデモが全土で行われました。 このデモに乗じた放火や破壊行為などが多発。翌日も暴動が続き、2300人以上もの逮捕者や、けが人が続出する事態になっています。

【画像】19世紀に建てられたリモージュ市庁舎がほぼ全焼

▼「教室の椅子が足りない」フランスで高校生デモが激化する背景とは 政治的思惑と警察の衝突が生む“負の連鎖”も

SNSで襲撃予告も 内務相が警戒

【これまでの経緯】フランス各地で“抗議デモ”が激化 マルセイユで24日のデモ全面禁止 公共交通は24時間全休 夜間外出も原則禁止へ
拡大する

 フランス各地で24日に大規模なデモ活動が予定されているなか、パリ市内では突発的な暴動に備えた準備が進められています。

 パリでは24日、労働組合などの呼び掛けでバスティーユ広場から警察に認められたルートで大規模なデモ行進が予定されています。

 ルートになっている周辺の店舗などではデモに便乗した破壊や略奪行為の被害にあわないよう「暴動対策」に追われています。

【デモルート周辺店舗の店員】
「今ここに見えるようなドア用の板を取り付けるなんてことは完全に異例です。今まで一度もやったことがありません」「先週末に起きたことを考えると、何が起こるか分かりませんからね。何事もなく無事に終わることを願っています」

 ヌニェス内務相は23日、デモ活動を前に「一部の過激派集団がSNSなどで公共施設への攻撃や略奪などを呼び掛けている」と明かしました。

 政府は約7万人の警察官と憲兵を動員して対応にあたる予定です。

(24日 07:14 配信)

仏マルセイユで24日のデモ全面禁止
公共交通は24時間全休 夜間外出も原則禁止へ

【これまでの経緯】フランス各地で“抗議デモ”が激化 マルセイユで24日のデモ全面禁止 公共交通は24時間全休 夜間外出も原則禁止へ
拡大する

24日、フランス全土で大規模な抗議デモが予定されているなか、南部マルセイユの当局はこの日の抗議デモをすべて禁止すると決定しました。

 今月17日、フランス各地で抗議デモをきっかけとした暴動が起き、無関係の商店などを狙った破壊や略奪行為が相次ぎました。

 マルセイユの当局は22日、安全確保などを理由に24日に行われるすべてのデモ活動を事前届出の有無にかかわらず、全面的に禁止すると発表しました。

 また、24日午前5時から24時間、マルセイユ都市圏のすべての公共交通機関を運休とするほか、ヘルメットや保護メガネの着用、燃料の持ち運びなども禁止します。

 さらに、マルセイユの中心部などでは未成年だけでなく成人も含めた夜間外出禁止令を発令し、24日午後11時から25日午前5時までの外出が原則禁止となります。

 マルセイユでは17日、デモ行進をきっかけに数十人が市役所のロビーに侵入し、国家の象徴である「マリアンヌ」の胸像を倒したり、備品を破壊したりするなど大きな被害が出ていました。
(23日6:33配信)

仏政府 異例の「警戒態勢」発表 24日予定のデモ対策
軍や特殊部隊の投入決定

フランス政府は24日に予定されている抗議デモで暴動が起きないよう、異例の「警戒態勢」を発表しました。

今月17日、フランス各地で抗議デモをきっかけとした暴動が起き、無関係の商店などを狙った破壊や略奪行為が相次ぎました。

24日に市民団体による新たなデモ活動が予定されているなか、内務省は21日、異例の「警戒態勢」を発表しました。

1つ目の対策は混乱を招く恐れのあるデモの禁止です。事前に届け出がないデモのほか、事前に届け出があった場合でも地元警察が「安全が確保できない」と判断したデモは認められないということです。

2つ目の対策は軍によるテロ対策部隊「センチネル」の投入です。街中の警備を軍に任せることで警察や憲兵隊を暴動への対応に特化させるということです。

3つ目は覆面集団などによる突発的な破壊行為を防ぐため、国家警察の特殊部隊「RAID」や装甲車、放水車などを追加投入します。

内務省によりますと、17日の暴動でけがをした警察官や憲兵は約1000人に達していて、ヌニェス内相は20日の議会で「隊員のなかには敷石を投げられて重傷を負っている者がいる。殺人未遂の被害に遭ったようなものだ」と治安部隊の過酷な実情を語りました。

パリやリヨンなどでは21日夜から22日朝にかけても新たに「夜間外出禁止令」が発令されています。
(10月22日1:13配信)

リモージュ市庁舎への放火疑い 男1人逮捕
2日連続で「夜間外出禁止令」発令

リモージュ市庁舎への放火疑い 男1人逮捕
拡大する

 フランス中部のリモージュ市庁舎が放火された事件で、20日に男1人が逮捕されました。

 リモージュでは17日、約5000人が参加した抗議デモがきっかけで暴動が発生し、19世紀に建築された市庁舎が放火され、鐘楼や屋根が崩落するなどほぼ全焼しました。

 地元メディアによりますと、大勢の人がいる前で放火に関与したとして34歳の男が逮捕されたことが分かりました。

 男は極左組織との関係で知られているといい、過去には公務員に暴力行為を働いたとして国家の安全保障上、脅威になる可能性がある「警戒対象リスト」に登録されているということです。
男の認否については明らかにされていません。

 フランス政府が新たな暴動に警戒を強めるなか、パリやリヨンなどでは20日夜から21日朝にかけて「夜間外出禁止令」が発令されていて、24日には新たな抗議デモが予告されています。

 また、来月5日にも大規模なデモ行進が予定されています。
(10月21日配信)

パリ中心部で夜間の外出禁止措置 首相が要請

 フランス各地で抗議デモをきっかけに暴動や略奪などが相次いだことを受け、19日、パリなど一部の都市で「夜間外出禁止令」が発令されました。

 フランスのルコルニュ首相は19日、全国の知事に対し、商店や市民の財産や安全を守るため「夜間外出禁止令」を出すよう要請しました。

 これを受けて、パリでは、19日午後8時から20日午前6時までの間、特定の区域で集会やデモが全面的に禁止されました。

 さらに、「レピュブリック広場」や「レ・アル地区」といった17日の暴動で深刻な被害が出た区域では、19日午後11時から20日午前6時までの間市民の移動や立ち入りを厳しく禁止する「夜間外出禁止令」が発令されています。

 こうした制限はフランス各地に広がっています。南東部にあるリヨンでも「夜間外出禁止令」が出されたほか、北部のリールや海外県のグアドループなどでも未成年者を対象とした夜間規制が相次いで導入されています。

 一連の措置は、深夜帯に若者や未成年者のグループによる暴動を事前に抑制することが狙いだということです。
(10月20日配信)

イタリアでもデモ 暴徒化し200人拘束 8割が未成年 生活費高騰などに抗議

フランスで大規模なデモが続くなか、隣国のイタリアでも生活費高騰などに抗議するデモが行われ、暴徒化した若者らが警察と衝突しました。

現地メディアによりますと、18日、観光名所で知られる北部ミラノのドゥオーモ広場周辺に全身黒ずくめの若者らおよそ2000人が集まりました。

若者らは窓ガラスを割ったり物を投げつけたりして店舗に押し入り、略奪や破壊行為に及びました。
広場では、警戒にあたっていた警察官が石や瓶、爆竹などによる攻撃を受け、放水や催涙ガスなどで応じました。

この衝突で、警察官を含む複数のけが人が出ているということです。
また、これまでに200人以上が拘束され、このうちおよそ8割は未成年だとしています。

生活費高騰などに抗議するデモをきっかけに拡大した暴動は、前日17日にも北部の複数の都市で起きていて、多額の損害が生じているということです。

イタリアのメローニ首相はSNSに、「デモを行うことは権利だが、我々の都市を焼き払うことは権利ではない」と投稿し、暴力行為を非難しました。

(10月19日配信)

デモ行進翌日も続く暴動…放火や商店襲撃も相次ぐ

フランス・パリでは18日も若者の集団が警察と衝突し、商店などを襲撃しました。

パリ市内の広場では、数百人の若者らと警察官とが数時間にわたり衝突し、一時、騒然となりました。

 また若者の一部は店舗を襲撃して、中にあった商品を外に投げ出したほか、近くの道路上で自転車などに放火しました。

 同様の動きは、リヨンやマルセイユなど地方都市にも波及していて、フランス全土で緊張が高まっています。

 一連の暴動で、逮捕・拘束者の数はこれまでに2397人にのぼっています。
(2026年10月19日 配信)

破壊行為の被害は総額数億ユーロか

破壊行為の被害は数億ユーロか
拡大する

 フランス各地でデモ行進をきっかけに無関係の商店などが相次いで破壊された被害の総額は数億ユーロに達する見込みであることが明らかになりました。

 17日、教育環境や物価高騰などの改善を求めるデモ行進をきっかけにパリやマルセイユなどでは無関係の商店やレストランなどが相次いで襲撃され、深刻な被害が出ました。
フランスの小売業界の連盟は、被害総額は数億ユーロに達する可能性があると明らかにしました。

 マクロン大統領は18日の演説で「破壊・略奪行為を行った者が賠償すべき」と述べ、責任を追及する方針を強調しました。

 内務省によりますと、一連の暴動でこれまでに2397人が逮捕・拘束されたということです。
(2026年10月19日 配信)

デモに乗じた破壊行為で混乱 リモージュ市庁舎ほぼ全焼

フランス・パリ 17日
拡大する

 フランスでは17日、物価高への抗議や教育環境の改善を掲げて全土でデモが行われ、労働組合などによりますと、参加者はおよそ80万人に達したということです。

 一方、デモに乗じた破壊行為が各地でみられ、およそ1200人が逮捕・拘束され、警察官や憲兵およそ150人が負傷しました。

フランス・リモージュ 17日
拡大する

 中部のリモージュではおよそ5000人のデモ参加者の一部が暴徒化し、19世紀に建てられた市庁舎が放火されました。

 火は強風にあおられ急速に広がり、鐘楼や屋根が崩落するなどほぼ全焼したということです。

 当時、建物内には職員や警察官らがいましたが、全員避難してけが人はいませんでした。

フランス・パリ 17日
拡大する

 デモ隊の一部はパリなどフランス各地で暴徒化し、マルセイユで市庁舎の扉が破壊されたり、リヨンでは観光案内所が放火されました。

 逮捕・拘束された参加者はおよそ400人に上っています。

 マクロン大統領は17日、デモに乗じた破壊行為について自身のSNSで「私たちの共和国に、暴力の居場所はない」と非難しました。

 また、「平和的に要求を訴えようとする人々の声を妨げる『混沌をもたらす者たち』に一丸となって立ち向かう」と強調しました。

(2026年10月18日 配信)

アルバニアでも学生らが抗議デモ
学費削減やラマ首相の辞任求め

アルバニア・ティラナ 16日
拡大する

 フランスなどで高校生によるデモが相次ぐなか、バルカン半島にあるアルバニアでも教育環境の改善を求めて学生たちが抗議デモを展開しています。

 現地メディアによりますと、アルバニアの首都ティラナでは15日、数百人規模の学生らが街頭に出て教育予算の増額などを訴えるほか、高額な学費や物価高を理由にラマ首相の辞任を求めています。

 学生らの抗議デモは13日から続いていて、一部の参加者が暴徒化し、教育省に火炎瓶を投げて火を放ち、さらに財務省の扉を壊したり、警察官に向かって石を投げたり花火を打ち込んだりしたということです。
機動隊は放水車や催涙ガスで制圧を進めていますが、多くの負傷者が出ていて緊迫した状態が続いています。

 ラマ首相は15日、辞任を否定し「政権交代はデモではなく選挙を通じて決定されるべきだ」と主張しています。

(2026年10月16日)

フランス各地で高校生らが一斉デモ 約45万人が参加

フランス・パリ 6日
拡大する

 フランス各地で6日、教育環境の改善などを求めて高校生らが「一斉デモ」を実施しました。
参加者は45万人に上るということです。

 パリ市内のデモ行進には高校生のほか、労働組合などの呼び掛けで多くの人が加わりました。
労働組合によりますと、フランス全土で約45万人がデモに参加したということです。

参加者
「私たちの高校は被害が少ないが、連帯感で参加している」
「成長させてくれる教育と、そのための予算や支援が必要だ」

(2026年10月7日配信)

デモ未実施の高校を若者が襲撃 手りゅう弾で片手失う生徒も

デモ見実施の高校を若者が襲撃
拡大する

 フランス・パリにある高校が5日、若者の集団に襲撃されました。襲ったのは生徒ではなく、この高校では教育環境の改善を求める抗議デモは実施されていませんでした。

 パリ市内の高校で5日午前8時ごろから9時半までの間に、合わせて3回、15人ほどの若者の集団が押し寄せて破壊行為を繰り返しました。
当時、校内には生徒約100人と教職員30人がいましたが、けがはありませんでした。

 フランス各地で教育環境の改善を求めた抗議デモが激化するなか、この高校では一度も実施されていませんでした。
 安全確保のため急きょ休校となり、校長は「生徒らの抗議運動に乗じた暴力で、極めて悪質だ」と非難しています。

 また、北部のランスでは5日朝、高校の門を封鎖していた生徒らの集団に対し、警察官が抗議活動を抑えるために手りゅう弾を使ったところ、1人の男子生徒の至近距離で爆発しました。
男子生徒は片手を失う重傷です。

 手りゅう弾の使用状況に違法性がなかったかなどについて、国家警察監察総監が捜査しています。
(2026年10月6日配信)

デモ巡り…逮捕・拘束5000人超 400校休校
過酷な教育環境に不満

過酷な教育環境に不満
拡大する

 フランスでは先月から各地で、過密なクラスや教員の不足など、教育環境の不満を訴える生徒らが抗議デモを行っていて、校門の封鎖や休校措置が続いています。

高校3年生 ファディラさん
「学校には窓がなく、仮設トイレでは水も出ません。トイレに紙すらなく、指導員にもらいに行く必要があります。校舎は老朽化していて、冬になるとプレハブ校舎内はマイナス5℃まで冷え込み、夏には40℃にも達します。こんな環境では勉強できません」

 先月28日以降に逮捕・拘束された人の数は、5000人以上だということです。
フランスでは2日時点で、全体のおよそ10分の1にあたる400校が休校になっています。

「反移民」など掲げる政党への反発を訴える若者もデモ参加
警察官に花火が撃ち込まれる

一部の地域ではデモが激化
拡大する

 2日朝、パリ市内の複数の高校でゴミ箱や自転車に火が付けられ、校門や階段、窓ガラスなどが焼ける被害が出ました。

 ここ数日は高校生に限らず、「反移民」などを掲げる政党への反発を訴える若者も現れ、一部の地域では警察官に花火が撃ち込まれるなどデモが激化しています。

 2日時点で逮捕・拘束された人の数は約2000人に上るということです。
(2026年10月2日配信)

デモ過激化…放火や破壊行為受け休校も
1000を超える学校がデモの影響受ける

1000を超える学校がデモの影響受ける
拡大する

 フランス北部のリールでは1日、複数の高校で過密なクラスや教員の不足などを訴える生徒らが校門を封鎖し、抗議デモを展開しました。
 一部の高校ではゴミ箱への放火や信号機を壊すなどデモが過激化していて、安全確保のため休校やオンライン授業への切り替えを余儀なくされています。

 フランス全土ではこれまでに1000を超える学校がデモの影響を受けていて、合わせて1900人以上が逮捕・拘束されています。

 運動を主導する「高校生組合」は6日にも全国規模の行動を呼び掛けていて、大学に波及することも懸念されています。
(2026年10月1日配信)

フランスで高校封鎖拡大 逮捕者も
国内約340カ所で生徒らが教育環境改善求めて抗議

フランスの高校で生徒や教師らが抗議デモ
拡大する

 フランス各地の高校で生徒や教師らが教育環境の改善などを求めて抗議デモを行い、逮捕者も出ています。

 パリ郊外の高校では29日、生徒と教師ら数百人が学校設備の老朽化や教員不足の改善などを求めて抗議デモを行いました。

生徒
「1クラス32人いるのに、椅子が25脚しかありません。立ちっぱなしで座れない生徒もいます」
「生徒2000人に対して看護師が1人しかいませんし、スクールソーシャルワーカーもいません。トイレットペーパーすら手に入らない状態です」

 フランス国内では29日、およそ340カ所で同様の抗議が行われ、生徒や職員など10人がけがをして、440人が拘束されたということです。

 また、同じ日にはフランス各地で公務員によるデモやストライキも起きていて、高校生の抗議活動と連動する形で政府への要望や不満を訴えました。
(2026年9月30日配信)

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(15枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る