韓国旅行のはずが…大学生がカンボジアで消息不明、8カ月後に音信不通の息子からビデオ電話→母が感じた“違和感”「『捜索願が出てるんだったら取り下げて』と言われ」

(2/3) 記事の先頭へ戻る

韓国へ行ったはずが「カンボジアにいる」

 母親は「日帰りかなっていう軽装で、荷物もバッグ一つ。(バッグに)荷物を入れるのも当日。用意している時も、シャワー浴びて洗面所で髪乾かしながら電話していたので。話しながらいそいそと用意していた」と振り返る。

 旅行の相手は、バイト先の先輩だった。2泊3日の旅行だと言ったが、韓国へ行った2日目、異変が起きる。母親は「息子とスマホの位置情報を共有していて、見てみたらカンボジアに移っていたので、どういうことかと理解に苦しんで、『スマホだけ盗まれて、どっか行ったのかな』という認識」と話す。

 帰国予定の日、息子と交わしたLINEの内容は、以下のような内容だった。

 母親「今日帰ってくるんだよね?今どこ?」

 息子「カンボジアにいる 今日中には帰るよ」

 母親「え!? なんで? 危なくない? 何かあったら大使館に行って」

 息子「普通の旅行だよ」

 また、息子を名乗るショートメールが送られてきたが、言い回しが異なるため不審に感じたという。

 しかし、「位置情報は、かなりのスピード。車のようなスピードで、西から東へ移動して、空港を通り越して遠くに行ってしまったので、これは異常だなと。こっちからLINE送るんですけど、既読つかない状態。通話もできない状態に」なった。

 行方が分からなくなった息子は、進学校から医療系の大学に合格し、勉強熱心だった。海外旅行は、今回が初めて。福岡からカンボジアへの直行便はなく、韓国・ソウル経由。初めから行き先はカンボジアだったのか。母親は外務省と警察に相談し、行方不明者届を出した。

 警察庁組織犯罪対策部の大濱健志部長は6月、「数十人単位での行方不明の方がいらっしゃり、カンボジアにいるのではないかと把握しています」とコメント。同月、警察庁の幹部はカンボジア国家警察を訪問。特殊詐欺グループへの対応を協議した。

「捜索願が出てるんだったら取り下げて」
こんな記事も読まれています
この記事の写真をみる(6枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る