コルベ神父以外にも抵抗した人がいたのか、伊達が「抵抗ってどんな抵抗があったんですか?他に」と尋ねると、アウシュビッツ博物館ガイドのヤレックさんは「焼却炉で働かされていた収容者による、大規模な反乱もありました。この反乱では、450人もの収容者が命を落としました」と明かした。伊達は「殺されるの分かってて立ち上がって、でも行ったんだ」と驚いた。展示パネルのスケッチ画を見た富澤が「これナチが焼却炉に入れられている」と指さすと、ヤレックさんは「収容者たちは反乱を起こして、その時、3人のナチ隊員を殺しました」と説明。この絵は反乱に実際に参加した人々の証言に基づくもので、ヤレックさんは「彼らは自分たちの尊厳を守るために戦おうとしました。何の抵抗もせずにただ殺されるということを望まなかったのです」と語った。
番組ではこのほかにも、「働けば自由になる」という収容所入り口の看板の「B」を上下逆さまに取り付けて抵抗の意思を示した収容者や、命の危険を冒して収容所の惨状を隠し撮りした収容者、ナチの看守に隠れて絵を描いた収容者らを、尊厳を守るために戦った人々として紹介した。
話を聞いた伊達は「いたんだな、そういう…無駄だって分かってて…るけど、抵抗した人たちがね」と語り、富澤は「勇敢な」と応じた。伊達は「ちょっとそれ聞いて、ほんのちょっとだけ、安心したっていうか」と心境を明かし、「『問題を起こした人たちが11号棟に来る』っつってたけど、問題起こしてんのナチ・ドイツだからね」と語気を強めた。富澤は「物扱いされてる中でそういうことをすることで『人間なんだ』っていう抵抗を示したのかなっていうね、ことは感じますけど」と話し、伊達も「『全部がお前らの言うことを聞いてるわけじゃないんだぞ』っていう意思表示っていうんですかね」と続けた。さらに富澤は「そういう話はね、何個もあったのかもしれないけど、生きて喋る人がいなければそれも分からないわけだし」「そういう人はたくさんいたと思うけどな」と思いを巡らせた。
スタジオでは赤楚衛二が「コルベ神父が、あの、身代わりになった人たちが、やっぱその生きてこうやって話してくれなかったら、この存在すらも無くなってたかも知れないって思うと、そこもまた抵抗というか、やっぱ本当に発信していくってすごい力強さを感じるなって思いました」とコメントしていた。
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