
秋田県由利本荘市を流れる子吉川で21日午後8時過ぎ、氾濫が発生しました。周辺の地域を対象に『緊急安全確保』が出ています。由利本荘市では24時間雨量が10月の観測史上最大となっていて、急きょ会見を行った気象庁は「この先も水位が高い状態が続く」として警戒を呼び掛けています。
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午後7時頃の子吉川の映像では、時間の経過と共に水位が上昇しているのが分かります。気象庁は午後8時15分に子吉川で氾濫が発生したとして『レベル5 氾濫特別警報』を発表しました。秋田河川国道事務所によると、氾濫が起きたのは子吉川の河口から上流に17キロの地点にある森子地区で、水は左岸側にあふれ出ました。
低気圧や秋雨前線の影響で、断続的に雨が降っていた秋田県。由利本荘市では午後9時までの24時間で、129ミリの雨量を観測しています。これは10月の観測史上、最大の大雨です。

気象庁の担当者
「多いところで24時間で120ミリを超えるような雨になっている。120ミリという数字だけを見ると、たいしたことはないと捉えがちですが、この地域においては10月の記録を更新する雨となっている。この地域にとって非常に危険性のあった雨だと言える」
また、雨雲レーダーの解析によれば、観測された雨量を大幅に上回る雨が降っている場所がありました。

気象庁の担当者
「由利本荘市付近では、解析雨量で24時間で約250ミリの雨が降った。秋田県と山形県の県境を中心に、かなりまとまった雨になっているため、子吉川の上流にあたる地域になっています」
子吉川は日本の河川の中でも特に流れや傾斜が急な川。源流に近い場所で大量の雨が降り、下流に一気に流れてきた可能性があるとみられています。

氾濫が起きた場所の近くに住む人に話を聞きました。
地元の人
「雨はすごかった。一日降ってました。ものすごかったですよ、雨は。昨日から降ってました」
中には避難が難しくなっていると話す人も。

地元の人
「午後4時の時点で、子吉川は水かさがあふれていて。もうすぐ国道を越えてきそうなくらい。川があって畑がある。国道のところまで。畑はもう(水が)あふれてて、越えてて。国道に来るのは時間の問題かな。避難したいんですけど、もう真っ暗ですし、2階に避難する」
由利本荘市によれば、人的被害は今のところ確認されていません。また、家屋に関する被害も報告されていないということです。

国交省の担当者
「氾濫特別警報が発表された河川の浸水範囲では、氾濫等により危険な状況となっている場合がある。氾濫が発生した後、継続して氾濫し続ける場合がある。川の様子を見に行かず、自治体から発表される避難情報等に従い行動してください。すでに氾濫が発生している地域は、浸水が広がる恐れがある。避難情報に従い直ちに身の安全を確保してください」
