神奈川県警で巡査長の男性が失効済みの免許証を紛失した問題を受けて、警察庁の楠芳伸長官が22日の記者会見で説明した。
記者から神奈川県警における旧運転免許証の不適切な取り扱い事案について問われると、楠長官は「お尋ねの件は本年8月下旬に神奈川県保土ケ谷警察署員が運転免許証の更新時に回収した旧免許証約30枚が入ったリュックサックを一時紛失し、その後返還されたという事案の調査の過程で判明したものだ」と説明。
調査の結果、当該職員が以前勤務していた警察署では、交通課で回収した旧免許証がすべて警備課に引き渡され、個人情報が利用されていたことが明らかになったという。他の警察署でも同様の措置が取られていた可能性があるとした。
楠長官は「交通課から警備課へ旧免許証を引き渡すことは個人情報の目的外利用にあたり、本件行為は個人情報保護法に抵触する可能性が高い」との認識を示し、「神奈川県警察において、個人情報保護法上問題となる行為を行っていたことは、決してあってはならないことであり、警察庁として大変重く受け止めている」と述べた。
警察庁は先月、調査指導チームを立ち上げ、神奈川を含む全国の警察に対して調査を開始。9日には全国の警察に対し、失効済みの免許証については穴を開けて返却することを原則とするよう通達した。(ABEMA NEWS)
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