小学4年以下は“紙中心”に 紙かデジタルか…揺れる教育現場

小学4年以下は“紙中心”に 紙かデジタルか…揺れる教育現場
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子どもたちの教科書をめぐり、従来の“紙の教科書”だけでなく、4年後の2030年度から“デジタル教科書”が正式な教科書と認められますが、文部科学省は22日、小学4年以下は“紙の教科書”を中心とするという考え方をまとめました。デジタル化に舵を切ったかと思いきや、なぜなのでしょうか。

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“新しい教科書”のあり方とは

池袋第一小学校
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豊島区立・池袋第一小学校。4年生の社会科の授業では、水害をテーマに自分が気になることを自由に調べ、まとめていました。そこで使われているのが、豊島区が貸与しているタブレット端末です。

児童
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児童
「分からない漢字とか出て来たり、分からないことが出て来たり。災害の『災』の字」
(Q.紙の地図とどんな違いがある)
「拡大できるから分かりやすい。普通に調べられる」
(Q.どんな時にタブレットが便利と感じる)
「一度に色々な情報が出てくるので、その中から見つけやすい。AIとか色々と知っていて、たまに間違った情報も流れ込むけど、色々と出てくるから調べやすい」

最後に、でき上がったレポートを友達同士で発表しました。

“コロナ禍”
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GIGAスクール構想
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学校教育で進むデジタル化。流れに棹さしたのが“コロナ禍”です。全国の小中学校が休校に。タブレット端末などを使ってリモート授業が行われるようになりました。時を同じくして、国は児童・生徒1人につき1台の端末や、学校での高速ネットワークの整備を進める“GIGAスクール構想”の取り組みを推進。現在、ほぼ全ての小中学校で1人1台が実現しています。

3つのスタイル
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6月には法改正が行われ、紙を使わない“デジタル教科書”が正式な教科書として認められることに。2030年度からは、紙の教科書、完全デジタル型の教科書、紙とデジタルを併用する教科書という3つのスタイルができます。

検討会議
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22日に開かれた検討会議では、紙とデジタルを併用する方向性が示されました。

小学4年の保護者(40代)
「しょっちゅうタブレット学習をやっているんですけど、いつのまにかゲームになっていたりする。できれば本の方がいいかなと。タブレットだと隠しちゃったり、自分の部屋でこそこそやったりするので、やっているのかどうかが…」

小学4年
(Q.勉強以外にも使いたいと思ったりする)
「する」

小学3年の保護者(50)
「これから絶対必要なものだと思うので、使い方さえ間違わなければ。今のうちにちゃんと学んでおかないとよくないかな。ランドセルが紙とデジタルとめちゃくちゃ重いので、どちらかにまとめなければと思う」

小学4年以下は“紙中心”に

小学4年以下は“紙中心”に
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国は教科書のデジタル化に完全に舵を切ったというわけではありません。小学4年生以下では、完全デジタル型の教科書を認めないこと。小学5年生以上でも、英語や音楽などの一部の教科に限るとしています。特に小学校低学年については、発達心理学の専門家から、集中力が未熟なため、余計な刺激が少ないなどの利点がある“紙の教科書”がふさわしいという意見が出されていました。

池袋第一小学校 中村咲木教諭
「紙だと、自分で手で書くことでどんどん思考が広がっていく。タブレットだと実際に画像や動画を見ることができて、よりそのことを知れるのがいい。紙の良さもあればタブレットの良さもあるので、併用しながら進めていきたい」

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