
運転免許証を更新する際、失効済みの免許証を穴が開いた状態で返却される人が多いと思います。しかし、神奈川県警では返却せず、別の目的に使っていたことが分かりました。
【画像】「30年前から複数の警察署で」警察が“失効免許証”を不正利用

今年8月、駅に置き忘れたリュックから出てきた31枚の免許証。警察が調べると、持ち主は神奈川県警の巡査長(20代)でした。なぜ、1人の人物が31枚もの免許証を所持していたのでしょうか。個人情報保護法に抵触する可能性が高いとして、調査・指導チームを設置した警察庁が説明しました。

警察庁 楠芳伸長官
「職員が以前勤務していた港北警察署において、運転免許証の更新時に回収された旧免許証であるということ」

免許更新の際、多くの場合、古い免許証は穴を開けて返却されます。しかし、神奈川県警港北署の場合。失効した免許証は全て交通課から警備課に引き渡され、その個人情報を利用していました。警察庁は、右翼団体や左翼団体のメンバーなどの顔写真を収集する目的があったとみています。

個人情報の不正な“横流し”。複数のベテラン捜査員への聴き取りから、少なくとも30年前から複数の警察署で行われていたとみられることも分かりました。
神奈川県民(40代)
「個人情報の保護という観点から、勝手に使われるのはよろしくない」
神奈川県民(30代)
「ルール違反した人に対して嫌な気分になります」

これまで、失効済み免許証の返却について、統一されたルールがなかったことから、警察庁は今月9日、穴を開けた上で原則返却するよう全国に通達しました。
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