
奈良市の奈良公園近くで、体の一部がない子ジカの死骸本体が相次いで発見されました。人が危害を与えた可能性があるということです。
【画像】子ジカの死骸が見つかった奈良公園の中にある東大寺と興福寺
「何のために?」「悲しい」
23日に行われた奈良県知事の会見。並んでいたのは、東大寺や興福寺の関係者です。
東大寺の関係者
「シカが死体として見つかったんですが、痛ましいということは間違いありません。その“不自然さ”ということも感じたものですから、特に心を痛めています」
奈良県の観光と言えば、真っ先にイメージするシカ。奈良公園にはおよそ1600頭が生活していて、観光客などが身近に感じることができます。
ところが、興福寺の北参道で8月下旬、体の一部が欠損した子ジカの死骸が見つかりました。その後、東大寺を含め合わせて4体が見つかっています。
奈良公園の中にある東大寺と興福寺。最初は8月21日、興福寺の北参道でした。
その後、8月27日には東大寺大仏殿の東側。さらに9月17日にはその西側。そして、10月1日にも再び興福寺の境内西部で見つかりました。
わずか1カ月半ほどの間に、体の一部が欠損した4つの死骸。いずれも生後1カ月に満たない子ジカでした。
「えぇっ?」
「何のために、そんなことしたんやろうね?」
「ちょっとビックリしています。悲しいというか、ショックは大きいです」
殺傷した場合は罰則も
最初に疑われたのは、アライグマなどの野生動物による被害です。
興福寺の関係者
「過去にもこういう例はあるので、おそらく動物だろうと」
ただ、奈良県が専門機関に死骸の写真を見せて照会すると…。
奈良県 山下真知事
「その専門機関からの回答は『野生動物によるものである可能性は低い』ということ」
つまり、人が危害を加えた可能性があるということです。
奈良のシカは国の天然記念物に指定されていて、殺傷した場合は罰則が科せられる可能性があります。
県は、人通りの少ない夜間に奈良公園を歩く際は注意するよう呼びかけるとともに、子ジカの死に関する情報提供も求めています。
(「グッド!モーニング」2026年10月24日放送分より)
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