
逃げ場のない車内、運転手を守る動きが加速しています。
【画像】「殺すぞ、ほんまに、ふざけんなよ」脅迫まがいの発言も…
「しばくぞ」「殺すぞ」暴言
今や大きな社会問題となっているカスタマーハラスメント。今月から企業に対策が義務化されましたが、実態はどのようになっているのでしょうか。
カスハラ経験率4割を超えるタクシー業界を取材しました。
去年、成立した改正労働施策総合推進法。客からの過剰なクレームや威圧的な言動などに対し、対策方針の明確化や従業員からの相談体制の整備など、カスタマーハラスメント対策が今月からすべての企業に義務付けられました。
また、三重県議会では16日、全国で初めて客に対する罰則付きの条例を制定しました。
社会問題として注目されているカスハラ。中でも多くの被害に遭っているのが、タクシー業界です。
道を一度間違えた運転手に乗客が激怒。運転手が謝罪しても怒りは収まらず、乗客は会社にクレームの電話をかけるといきり立ちます。次第に「殺すぞ」など脅迫まがいの発言も出ました。
運転手の4割 カスハラ経験
このような暴言は別の車両でもありました。
酔っている様子の乗客は、目的地は坂の上なのに車が下っていると主張。らちが明かず、運転手は警察に通報しますが、その行動で乗客の怒りはさらにエスカレートします。
被害に遭ったのは高知県のタクシー会社・土電ハイヤー。社長の中谷穣さん(33)は、過去にはもっとひどい被害があったと明かしました。
「後ろから椅子を蹴られたり、水をわざとこぼしたり、サイドミラーを壊されたりとか、そういうことは過去にはありました」
タクシー運転手のカスハラ経験率は4割以上。他の業種に比べて高くなっています。会社として、どのように対応しているのでしょうか。
「初めからお客様がすべて悪い『カスハラ』はなかなかない。仮に9割向こう(客)が悪くても、タクシー運転手が1割悪い時はある。『1割悪いんだから、そこは反省しましょうよ』と運転手には話します。残り9割(客が)悪いところに関しては、会社が徹底的に警察の方と話をして、どう解決していくのか。私たち(会社)が責任をもって対処しています」
国土交通省は、タクシーやバスの車内で迷惑行為を続ける乗客に対するルール作りを進めていて、12月の施行を目指しています。
(「グッド!モーニング」2026年10月25日放送分より)
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