かつて「神殺しの英雄」と呼ばれた武人が転生した先は、今にも病に倒れてしまいそうな病弱な少女、ニア・リストン。病を克服してリストン家の令嬢として第二の人生を歩むことになったニアは、家業の「魔法映像(マジックビジョン)」の出演や学院での生活などの陰で、強者との死闘を望んでいた——。
2026年10月6日から放送されているTVアニメ『凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録』は、見た目は可憐な少女でありながら中身は闘争を求める武人というギャップあるニア・リストンが主人公の物語だ。貴人の令嬢であるニアには、リノキス・ファンクが侍女として仕えており、声優の和泉風花が演じている。
本記事では、和泉に実施したインタビューより、作品の印象や魅力、アフレコ時のエピソードに関する話題をお届けする。
——まずは『凶乱令嬢ニア・リストン』という作品の第一印象からお聞きできればと。
和泉:初めて読ませていただいたのはコミカライズ版だったのですが、私たちが住んでいる世界とちょっと違うだけで、すごく身近に感じられると言いますか。たとえば「魔法映像」も日本にTVが普及していった頃に奔走していた人たちのような描かれ方で、ファンタジーだけれどすごく読みやすいなという印象がありました。
原作小説はニアたちが暮らしている世界の空の高さや湿度といったものが、読んでいるだけで伝わってくるような、世界観や空気感が自然と浮かんでくる文章だという印象です。
——「魔法映像」の設定は作中でもポイントですよね。ニアたちも普及させていくべく奮闘していますが、もしも和泉さんが番組を作るとしたらどういった番組にしますか?
和泉:どういう戦略を取るかですよね。作中では普及させたいから華やかなことをするチャンネルも多いと思うのですが、ちょっと地味なところを攻める番組もあっていいのかなと思いました。たとえば10分尺とかで美女たちが坂を駆け上がる番組とか、おじさまがひとりで孤独にご飯を食べる番組とか(笑)。
——あの世界にいたら、それは思わず見てしまいますね(笑)。
和泉:あちらの世界では革新的だと思うんですよね。疲れた大人たちが一瞬で軽く見られるような番組を作りたいです! あとはVlog的な感じで、貴人の方々のちょっとした暮らしを切り取る10分間の番組とかも、需要ありそうですよね。庶民の方にとって貴人はもちろん、侍女の暮らしもあまり見たことがないと思いますので。
——本作の侍女はみなさん個性的なので気になります(笑)。というところから質問に戻りまして、リノキスが侍女として支えているニアの印象はいかがでしょう?
和泉:やっぱり見た目の可愛らしさですよね。べらぼうに可愛いけれど、見た目に反してバトルシーンでは花が舞い散るかの如く人を倒すみたいなギャップが魅力だと思います。リノキスに対してはツンデレなところがありますけれど、誰に対しても同じように接するわけではなくて、飾らず自然に接していて。
ほのちゃん(ニアを演じる井上ほの花)がすごく真面目に難しい言葉を言うだけでも中身とのギャップがより強くなって、可愛さへの説得力が数段増していますし、可愛くしゃべっているだけでも、ニアの持っている恐ろしさみたいな部分がものすごく表現されていると思いました。
——アフレコも主要キャストのみなさんがそろって行われたと聞きました。
和泉:一緒に収録させていただきました。話数が進むにつれて魅力的なキャラが登場するのですが、アンゼル役の八代(拓)さんやフレッサ役の日笠(陽子)さん、ガンドルフ役の日野(聡)さんといった、ものすごい場数を経験している皆様は、阿吽の呼吸でテストのときにもすごく面白いのですが、それが本編では聴けなくて(笑)。
——本番前のテスト収録でハジけられていたと(笑)。
和泉:とてももったいないのですが、音響監督の菊田(浩巳)さんも女の子のキャラを差し置いて「ガンドルフが可愛い!」って可愛がられていて(笑)。
「おバカ要員としても作品に貢献」
