福島みずほ氏「必要ないのに性的嗜好・個人のプライバシー暴いてる」 陸自・現地情報隊めぐり防衛省の回答に怒り

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【映像】福島氏、“怒り”の瞬間(実際の様子)

 27日の参議院外交防衛委員会で、社民党の福島みずほ党首が陸上自衛隊「現地情報隊」による情報収集活動をめぐる疑惑を取り上げ、防衛省側を厳しく追及した。現地情報隊が市民らの個人情報を収集・整理したとされる内部文書に関連し、福島氏は調査項目に個人の「性的嗜好」が含まれている疑いを指摘。「性的嗜好はどういう意味で必要なのか」「性的嗜好を調査することは必要ですか?」と畳みかけ、防衛省側に対し、怒りをにじませるような場面があった。

【映像】福島氏、“怒り”の瞬間(実際の様子)

 現地情報隊をめぐっては、自衛隊のPKO(国連平和維持活動)など海外派遣に備えた情報収集を行う部隊と位置づけられている一方、国内の民間人や市民団体の動向を調査・記録したとされる「個人BSD(ベーシック・ソース・データ)報告書」の存在が報道等で浮上し、市民への監視活動ではないかと問題視されている。

■「性的嗜好はどういう意味で必要なのか」防衛省側はゼロ回答

 質疑で福島氏は、防衛省設置法第4条第1項第4号に定められた所掌事務の範囲に言及。現地情報隊が収集できるのは任務に必要な情報に限られるはずだと指摘した上で、防衛省側に対し「性的嗜好はどういう意味で必要なんですか?」と直球の問いを投げかけた。

 これに対し、防衛省の松尾情報本部次長は「現地情報隊の活動の詳細についてお答えすることは、部隊の情報収集能力に関わり、今後の情報収集活動にも支障を及ぼす恐れがある」と述べ、「個別の論点、個々に関心がある、ないということについてお答えすることは困難だ」と具体的な言及を避けた。

 ゼロ回答の答弁に対し、福島氏は「必要かどうかを聞いてるんです。性的嗜好を調査することは必要ですか?」と語気を強めて再度詰め寄った。しかし、松尾次長は海外派遣時の任務遂行や安全確保に必要な情報収集を行っているという従来の任務規定を繰り返すのみで、「その個別の中身について推察されるようなお答えができないことについてはご理解いただきたい」と述べた。

■「身分を隠して収集」重大な疑念…関連文書の提出要求

 防衛省側の曖昧な姿勢に対し、福島氏は「必要ないのに性的嗜好などの個人のプライバシーを暴いている」と強く非難。さらに、防衛省側が「身分を偽って情報収集した事実は確認されていない」と説明している点についても、「身分を『偽って』はいないと言っても、身分を『隠して』情報収集したことは否定できないではないか」と指摘し、身分を秘匿した市民情報の収集手法に重大な疑念を呈した。

 福島氏は、現地情報隊の隊務運営実施要綱や訓練基準などの関連文書を国会へ提出するよう求めた。

(ABEMA NEWS)
 

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